キマダラルリツバメの生息する草原には、おびただしい数のヒメシジミが飛んでいた。これだけいると、目的の蝶の後にゆっくり撮影すればいいと安易に考えてしまう。撮れるときに撮っておかないと、悔いを残すことは、過去にも何度も味わっている。そんな戒めに従い、とりあえずヒメシジミを押さえたが、何か物足りない感じは、否めない。
今回の東北遠征を通じて、一番多く見かけたヒメシジミにカメラを向けることは少なかったが、間違いなく草原では一番目立っていた。また、信州の高原で、この蝶を納得できるまで撮影する機会があればいいなと思う。