友人の案内で今年もゴマシジミの里を訪れた。
高原の畑の広がる眺めのいい場所は、
いつ訪れても爽快な気分にさせてくれる。
草原には、ワレモコウの花が咲き初秋の季節感を演出している。
草の葉は朝露に濡れ、朝の光に反射して美しい。
葉の上に止まっているゴマシジミは、
翅を閉じたまま、いつまでもじっとしている。
何となく様子をみていると、翅を広げ始めている蝶を発見。
これが、憧れていた青ゴマの開翅の瞬間だ。
時間とともに気温が上がり始め、開翅する蝶は見当たらなくなった。
それでも、望遠レンズならではの美しいボケを背景に、
いろんな裏翅の撮影を試みたが、
思うようなイメージの写真を撮るのは、難しいようだ。
遠く北アルプスの山並みを望む眺めのいい場所に、
来年も訪れ、ゴマシジミを撮影できたらいいなと思う。