カテゴリ:花( 11 )

春探し

 久しぶりに仕事から解放され、転居してから初めて東山植物園に出掛けてみた。もうそろそろ早春の花のロウバイの咲く頃だ。東山動物園は園内の鳥がトリインフルエンザに感染した影響で年末から閉園になっている。幸い併設されている植物園は開いていたため、中に入ることができた。園内は人影もまばらで、私のようなカメラじいさんが高そうな機材で花や鳥を撮影していた。
 お目当てのロウバイの花は、それでも撮影に困らない程度に咲いていた。花の真ん中が赤くなる花がロウバイで、そうでない花はソシンロウバイと図鑑では別種になっていた。どちらも「ロウバイ」でいいと思うが、狼狽する方のために分類してみた。ツバキ園では、早咲きの品種の花は咲いていたが、全体としては、これからだろう。園内の散策路のいたるところにフユイチゴの赤い実が見られ、ひとつだけ食べてみたが、甘酸っぱい味でなかなか美味しい。冬日に照らされたタンポポの綿毛が、こんなに美しいとは・・・短い時間だったが楽しいひとときだった。


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▲ロウバイの花

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▲ソシンロウバイ

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▲ツバキの花

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▲フユイチゴの実

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▲タンポポの綿毛


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by kazenohane | 2017-01-09 18:48 |

晩秋の彩り

 久しぶりに東三河の山に、晩秋の草花を訪ねた。前々から一度見てみたいと思っていたムラサキセンブリの花が咲いたと山野草に詳しい友人から連絡を受け、お天気の良さそうな日を選び、いつものメンバーと合流して出掛けた。もう、蝶はほとんど見られないだろうと思っていたが、まだまだイチモンジセセリやツマグロヒョウモンなどが晩秋の草花の花で盛んに吸蜜していた。今回は、植物の方が主目的のため、蝶は眺めるだけに止めた。
 山の斜面の至るところに、ムラサキセンブリの薄紫色の花が咲き、その合間を埋めるようにヤマラッキョウのピンク色の花も負けず劣らず咲いていた。さながら、お花畑のようでその美しい景観に思わず見惚れてしまった。今回は、シリーズで制作している山野草の花の木版画の取材も兼ねているので、そんな視点で撮影することにした。花をアップで見ると、その形も色彩も魅力的で、ついつい引き込まれてしまう。
 もうひとつの晩秋の楽しみは、赤い木の実だ。子供の頃から見慣れているサルトリイバラの赤い実を探しているとき、もう60年も昔の故郷の山をふと思い出し走馬灯のように懐かしい風景が頭の中をよぎる。ここは、地質も植生も故郷の山とよく似ているから、そう思うのかも知れない。今年初夏の頃、ヒメヒカゲの撮影でこの地を訪れて、もう半年になる。月日の流れは本当に早い。


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▲ムラサキセンブリ

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▲ヤマラッキョウ

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▲リンドウ

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▲サルトリイバラ

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▲コバノガマズミ



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by kazenohane | 2016-11-05 10:28 |

花 露

 「イワシャジンの花」は、山野草の花を撮影していたころから一度見てみたいと憧れていた。どこに行けば見られるのか見当もつかなかったが、いつも蝶の撮影で同行している花に詳しいKさんに案内をお願いして、やっと長年の夢が叶った。山深い町から、さらに山道を車で20分登り標高1,200mの峠近くに、イワシャジンが咲く崖地があるという。青い空と連なる緑の山波を一望できる峠付近は、ひんやりして気持ちがよい。崖に木版画で何度も作品のモチーフにしているツルニンジンの花を発見して、撮影していたところメンバーのひとりがヒルに咬まれたという。雨上がりの草地は危険で、過去に何度も咬まれて痛い目に遭っていることを思い出した。ズボンの上に靴下をまくりあげ、ヒル避けスプレーをズボンに吹きつけてもらい、これで何とか一安心だ。しかし、その草地には二度と入らなかったことは言うまでもない。
 さて、本命のイワシャジンの咲く崖地は、さらに奥に入った場所で、離れていても青紫色の花が点々と咲いているのですぐに分かる。比較的低い場所に咲く花を探してカメラを向け、ファインダー越しに見る花の美しさに感嘆。花に付いた水滴が、この花の魅力をさらに倍加させているようだ。今回の目的は、この花を来年からスタートする木版画「花の山野草」シリーズのひとつに加えるための取材でもある。撮影する前から、どんなイメージの作品にするのか、すでに頭の中にあるので、そんな花のシーンをひたすら探すが、なかなか思うように見つからない。花茎が垂れ下がり、花が三つ、葉も2~3枚欲しい・・・何とかイメージする写真が撮れた。どの写真か、みなさんに分かりますか?


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▲ツルニンジンの花

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▲イワシャジンの花
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by kazenohane | 2016-09-12 10:11 |

高原彩花

 いつも出掛けている高原に初秋に咲く花の撮影に出掛けた。この季節の蝶も気になるところだが、高原の主役のヒョウモンたちを全く見かけなかった。モンキチョウだけは元気に花を訪れ、いちどだけスジボソヤマキチョウも見かけた程度だ。今日の目的は蝶ではなく、来年からスタートする「山野草の花」の木版画シリーズの取材も兼ねた撮影という大義名分があるため仕事の一環になる?のだろう。
 ピンク色のツリフネソウの花が高原一帯に咲いていた。いつもは何気なく見ているため、この花の魅力に気が付かなかったがファインダー越しにアップで捉えた個性的な花姿に、すっかり魅せられてしまった。袋状になった花の奥に小さな虫が盛んに吸蜜に訪れていた。こんな形の花に蝶は吸蜜に訪れるのだろうか、やはり蝶が吸蜜しやすい花の形はあるのだろう、そんな想像を巡らせながら、しばらくの時間この花と過ごした。この花の周辺には、同じ仲間のキツリフネも咲いていた。蝶ばかりで、花に注意を向けることもなかったせいか、ヤマトリカブト、オモダカの花を初めてこの高原で見つけた。視点を少し変えるだけで、蝶以外の世界が見え始めることがとても新鮮に思えた。


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▲ツリフネソウ

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▲ウドの実

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▲ツユクサ

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▲ヤマトリカブト

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▲オモダカ

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▲オオハンゴンソウ

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▲マツムシソウ


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by kazenohane | 2016-08-21 11:03 |

立秋の頃

 まだまだ暑さの続く8月上旬、名花中の名花と言われているレンゲショウマの花を訪ねて岐阜県の自生地まで20年来の山野草の友人と出掛けた。今から15年ほど前に、この花を初めてみたとき、あまりの美しさに、しばし撮影するのも忘れて見惚れたことを思い出した。果たして、今年も無事に見られるのか、この花だけは、現地に行かないと分からない。
 自生地に至る林道は、伐採作業中で通行止めになっていたが、作業者の計らいで通行できるように作業車を避けてくれた。林道からさらに奥の藪道の手前には、鹿の罠が仕掛けられているから入るなという看板があり、さすがに、この状況ではあきらめざるを得ない。幸い、舗装された林道沿いの崖でレンゲショウマの開花した株を見つけ、木につかまりながら少し登ると何とか撮影できる距離まで近づくことができた。少し湿った土は滑りやすく、何度もバランスを崩しながら、やっとの思いで撮れた。それにしても、15年前と比較すると、激減していて、このままでは消えてしまうだろう。伐採した場所は日当たりが良くなり、生育環境は急変する。ひょっとすると、花を見られるのは今回が最後かも知れない。


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▲レンゲショウマ

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▲ヒオウギ

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▲珍しいクズの白花


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by kazenohane | 2016-08-12 14:06 |

天空の植物園

 霧に霞む林道を歩き始めると、やがて小雨が降り始めた。果たして蝶は飛んでくれるのか、少し不安がよぎったが、そのうち晴れてくれるだろうと思うことにした。なかなか蝶は現れず、こんな天気でも撮影できる高原の花を次々と写真で切り取る。木や草の葉には水滴が付き、とてもよいアクセントになってくれた。
 そういえば、昔は野山の花を撮影していた時期もあったことを思い出した。見たことのない花を見つけると、どんなアングルが美しいのか、背景はどうするのかなど、いろんなことを考えながら撮影していたようだ。その後、蝶の撮影に取り組んでいるが、わくわくする気持ちは花のときと同じだ。
 雨は止む気配もないが、それでも空が何となく明るくなって、山にかかる霧が少しずつ晴れてきた。そのうち、雨も上がり、雲の切れ間から青空が覗き始め、あたりの樹林に陽が射し始めると、いろんな蝶が飛び出してきた。


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▲ホタルブクロ

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▲ソバナ

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▲ミヤマトウキ

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▲シモツケソウ

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▲ウド

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▲クロイチゴ

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▲キツリフネ

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▲イケマ

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▲ウメバチソウ

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▲タマガワホトトギス

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▲ネジバナ

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▲エビガライチゴ


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by kazenohane | 2016-07-30 15:05 |

椿花譜

「さあ、4月から蝶の写真をいっぱい載せるぞ!」と意気込んではみたものの、蝶の写真は、在庫も含めて材料はまったくない現状だ。しばらく雨模様の天気が続く予報で、撮影もお休みかなと思う。
こんな機会に、蝶に匹敵するテーマの花の写真を賑やかしにアップしてみた。今春、蝶の撮影の合間に春を代表する椿の花を自分なりに撮影した。一口に椿と言っても、いろんな品種があり、これはこれで奥の深い世界が広がっているようだ。


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by kazenohane | 2015-04-03 09:57 |

春の山野草

昨日、郡上方面にセツブンソウの花を見に行くことになっていたが、あいにくの雨模様の天気で中止になってしまった。先週は、雪が積もり、花が埋もれている理由で延期になった事情もあり残念だ。毎年、この時期に山野草の好きな友人とこの花を見に出掛けることを恒例にしていた。なぜか、セツブンソウの花を見ると、春の訪れをしみじみと実感させてくれる。
撮影した場所も日時も違うが、イワウチワ、カタクリ、ハルリンドウの花も、この機会に載せてみた。これからも蝶だけではなく、花の撮影も続けて行けたらいいなと思う。
余談になるが、つくづく自分は雨男なんだなと思う(笑)。先祖がどこかで雨乞いをしていたのだろうか?まさか・・・・・・ね。


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▲セツブンソウ

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▲イワウチワ

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▲カタクリ

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▲ハルリンドウ

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by kazenohane | 2015-03-20 09:36 |

洋蘭の花

花の写真なら、パソコンの中にたくさん入っている。デジタルカメラで撮り始めて10年くらいになり、そんな頃の写真は10年の熟成期間があり、ちょうどよい味わいがある?のではないだろうか。今回の写真も数年前、東山植物園の温室で洋蘭の花を撮影したものだ。
冬場に温室に入ると、レンズが曇り、困ることもあるが、このときは、この曇るのを逆手にとって、さらに息を吹きかけて撮影した。広角で撮ったカリカリの写真も好きだが、時として、ソフトな写真もいいものだ。この時は、タムロン90㎜マクロだったことを思い出した。こんな写真には、ぴったりの花撮りマクロレンズだった。


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by kazenohane | 2015-03-18 18:29 |

早春スケッチ

春とはいってもまだまだ寒い。ときおり雲間から差し込む日差しが暖かい。今月に入り、目がかゆく、いよいよ春の訪れを感じさせる花粉症の始まりだ。当然、外出するときは、マスクは欠かせないアイテムだ。ファインダーが曇り、何となくぼんやりした花が妙に魅力的に思えてきた。
早春は、とろりととろけるような、そんなファジィーなイメージかも知れない。絞りを開放にして、花に出来る限り接近して、少しオーバー気味な露出にしてみた。明るいマクロレンズならではの表現だろう。


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by kazenohane | 2015-03-06 22:01 |

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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