カテゴリ:アゲハチョウ( 46 )

ジャコウアゲハ(4)  242

実は、与那国島に行ってみたいと思った、もうひとつのきっかけは、大好きだったドクターコトー診療所のドラマの舞台がここだったこともある。ドラマを見ていて、この島のゆるい時間の流れが、何とも魅力的に思えたからだ。実際に訪れても、やはり同じような感覚を味わった。観光客も少なく、道路を車で走っても、対向車に出合うこともない。騒音の中で暮らす都会とは違い、とにかく物音がしない静寂な世界が広がっていた。
林道をゆっくり歩くと、黒いアゲハが何度も横切る。時々、センダン草の白い花に吸蜜に訪れているところを確認すると、ジャコウアゲハだった。本州でもよく見かけるが、八重山諸島の個体は、どこか雰囲気が違うようだ。赤色が鮮やかで、毒々しい感じを受ける。そんな感じを表現したくて、正面から思いっきりアップで狙ってみた。しかし、よく見ると愛らしい顔をしているなと妙な親近感を覚えた。(2014年4月10日・与那国島)


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by kazenohane | 2014-05-14 10:51 | アゲハチョウ

ウスバシロチョウ  235

一年のうちでいちばん気持ちのよい季節が今年もやってきた。新緑の山に囲まれた里山には、初夏の蝶ウスバシロチョウがオドリコソウやタンポポの花で吸蜜を繰り返しながら、ヒラヒラと舞っている。農家の人が、不思議そうな顔をして「何を撮っちょりんさる」と聞いてくる。「すみません、蝶ちょを撮らせてください」とていねいに、お断りしておくと、撮影はスムーズに運ぶようだ。勝手によそ様の空き地に入るわけだから、不審者として警察に通報されないとも限らない。
そこそこ数がいて、花にもよく訪れるウスバシロチョウは、どちらかと言うと撮影しやすい部類の蝶ではないだろうか。ただ、何となく撮影すると、よく見慣れた平凡な写真になってしまう。どうしたら、自分のイメージする写真に近づくのか、これは限りなく難しい。(2014年4月27日・山県市)

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by kazenohane | 2014-04-27 22:45 | アゲハチョウ

ホソオチョウ  232

蝶の写真集やブログで、このホソオチョウを眺めていたが、大きさは、ジャコウアゲハくらいかなと思っていた。ところが、実際は、モンシロチョウかと思うくらい小さく、まったく思っていたイメージと違っていた。最初に♀の翅の模様を見た印象は、日本にいるどの蝶にも似ていないが、なかなか綺麗だ。さらに、♂を見て、不思議な感じがした。飛び方もフワフワとゆるやかで、柔らかい布切れが風にとばされているようだ。
この蝶を、ただ証拠として撮影するだけではなく、いかに美しく表現するのか、興味は、ただそれだけだ。(2014年4月19日・揖斐川)

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by kazenohane | 2014-04-21 23:00 | アゲハチョウ

ギフチョウ(4)  223

私の故郷「岐阜県」にゆかりのあるギフチョウは、近くて遠い蝶だった。いろんなところで見かける割には、まともに撮影できた試しがない。たまたま休日の続いた期間に、蝶友から誘いを受け、結果的に一日おきに撮影に出かけることになった。三日間で、これだけ身近にギフチョウを感じたことは初めてだ。
アセビの白い花にギフチョウが訪れるシーンがきっちり撮影できたら上々の首尾と思っていただけに、この蝶をいろんな視点で撮影できたことは、大きな成果だ。これも蝶友のみなさんの好意がなければ、できなかったことだろう。ブログで、これだけの蝶のネットワークが広がるとは、想像もしていなかった。(2014年3月28日・浜松市)

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by kazenohane | 2014-03-30 20:52 | アゲハチョウ

ギフチョウ(3)  221

尾根の頂上付近のアセビの木は、さながら蝶たちのレストランだ。白い花を咲かせる早春の頃、ギフチョウをはじめコツバメ、ミヤマセセリなどの蝶たちが盛んに吸蜜に訪れる。気温の上がり始める午前10時頃から、尾根筋の道を周回していたギフチョウがアセビの花で少し早いランチを楽しんでいるようだ。この山には、カタクリやスミレの花は、あるが数が少なく、蜜源としては物足りないだろう。アセビも至るところにあるのではなく、特に蝶道の途中にある、この木は蝶たちにとっては、大切な花に違いない。
ちなみに、この山の植生は、私の子供の頃に遊んだ故郷の山と大変よく似ている。ミツバツツジ、ソヨゴ、リョウブ、アセビなど日当たりのよい痩せ地に多い植物が多い。植物が成長して環境が変わると、ギフチョウもいなくなる可能性もあるだろう。(2014年3月25日・浜松市)

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by kazenohane | 2014-03-26 14:13 | アゲハチョウ

ギフチョウ(2)  220

ひとりでストイックに蝶の写真を追求するのも、それはそれで楽しいかもしれないが、最近は、写真仲間と一緒に出かけることが多くなってきた。ギフチョウの有名な発生地K山でも、顔見知りの仲間と久しぶりに再会でき、いろんな会話が弾んだ。
いつも最初に蝶を見つけてくれる相棒から、ギフチョウ発見の携帯電話が入り、急いで駆けつけた。どうやら羽化したての蝶で、しばらくは飛び立つ気配もなく、思う存分に撮影することができた。他のメンバーも集結して、さながらのモデル撮影会が始まった。ギフチョウの監視員もこの場に加わり、とても楽しいひとときだった。少し高年齢のオフ会という雰囲気だった。
ただ、写真は、ほぼ同じアングルのため、同じような写真が登場するに違いないが、それもブログの楽しみだろうと思う。(2014年3月23日・浜松市)

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※みなさん、大変お世話になりました。
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by kazenohane | 2014-03-24 18:35 | アゲハチョウ

ジャコウアゲハ(3)  206

揖斐川の下流河川敷には広大な草地が広がっている。堤防にはウマノスズクサが広範囲に自生しているところから、ジャコウアゲハが多く生息しているようだ。この食草を拠りどころにしているもうひとつの蝶がホソオチョウだ。残念ながら、この蝶は全く見られなかった。
黄色のじゅうたんを敷き詰めたようなセイヨウタンポポの花には、ジャコウアゲハが盛んに訪れ、吸蜜していた。八重山では、たびたび見かけてレンズを向けたが、本州ではあまり撮影していないので、じっくり撮影したものの何か物足りない気がする。(2013年5月5日・大野町)

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by kazenohane | 2014-01-09 00:03 | アゲハチョウ
雨で撮影が中止になった昨日に続いて、今日も石垣島は雨模様。それでも、2日続けて、撮影を中止する訳には行かないので、ガイドさんと雨天決行で撮影に出かけた。「石垣島の人は、雨が降っても傘をさしませんよ、傘をさしている人は本土の人だけ」とガイドさんが話してくれた。ならば、蝶だって、雨の日に飛んでいるに違いない。
こんな天気だったので、北部のポイントを諦め、比較的市街に近い、万勢山公園の散策道を歩くことにした。さすがに蝶の数は、少なく、ときどきマサキウラナミジャノメやリュウキュウミスジが、緩やかに飛んでいる程度だ。そんな中、葉の上に、じっと止まっているヤエヤマカラスアゲハを発見、よく探すと、3頭も同じ姿勢で翅を開いていた。こんなシーンを過去にも何度も見かけたことがあるが、いつ見ても、星を散りばめたような鱗粉の美しさには、驚かされる。(2013年11月12日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-11-21 10:11 | アゲハチョウ

ジャコウアゲハ(2)  177

 ジャコウアゲハは、八重山諸島でも明るい草原のような環境で多く見かけた。この蝶の食草リュウキュウウマノスズクサが、こんな場所を好んで生えているからだろう。ただ、この食草を拠りどころにしている、もうひとつの蝶ベニモンアゲハが急速に勢力を拡大しているが、両者の棲み分けは、うまくできているのだろうか。
 ところが今回の環境は、どちらかというと木の生い茂る林内だった。かなり高い木の葉に止まっている姿は、今まで見たことのないシーンで、新鮮だった。あたりを丹念に探すと、いつもの翅を開いて静止するメスを発見。このシーンは、過去に幾度となく見かけた、お決まりのパターンだ。(2013年5月26日・竹富島)

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by kazenohane | 2013-09-30 22:40 | アゲハチョウ
 石垣島の林道で白いセンダングサの花に吸蜜している姿や、美しい緑色の鱗粉をきらきらさせて、翅を広げて休止している姿は、たびたび見かけるが、公園に植えられた樹の花を訪れるヤエヤマカラスアゲハの姿を撮影するのは、今回初めてのチャレンジだ。
 ツマベニチョウのやってくる合間には、この蝶を始めクロアゲハやジャコウアゲハ、べニモンアゲハ、シロオビアゲハなどの黒いアゲハの仲間が盛んに吸蜜に訪れる。白いツマベニチョウと赤い花は、とてもよく似合うが、黒いこの蝶と赤い花も、なかなか華やかな雰囲気だ。黒いアゲハの仲間を撮影するなら、バンナ公園は最適なポイントだろう。(2013年5月28日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-06-13 20:00 | アゲハチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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