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 昨年、5月18日にスタートしたブログ「風の翅」は、みなさんのおかげで1周年を迎えることができた。月に10本の記事を作れば、年間120本になるという計画のもとにスタートして、内容は、ともかく実現できた。このブログを通じて、いろんな方々と直接、お友達になり、楽しい蝶の趣味が続いている。
 120号にふさわしい蝶を記事にしたいと調整していたが、最後の在庫の「サトキマダラヒカゲ」をアップした。ジャノメチョウが大好きで、そんな意味では、ふさわしいのではと思う。撮影中、樹の下から小さな虫が蝶のところまで登り、どうするのか注目していたら、突然、翅に向かって脚を伸ばし始めた。どんな意味があるのか分からないが、微笑ましい光景だった。(2013年5月18日・常滑市)

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今回の撮影では、気ままなフォトライフのLapis-kさんに大変お世話になりました。
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by kazenohane | 2013-05-18 20:59 | ジャノメチョウ

ツバメシジミ(3)  119

 渓流沿いの川原から、眺めた新緑の山々は、目の覚めるような美しさだ。木々の新芽は、種類によって、ずいぶん色調が違い、紅葉のような赤い葉から淡い黄緑色まで、まさに「山笑う」という表現がぴったりくる。
 こんな河原には、スギタニルリシジミが生息しているはずだが、今年は、なかなか姿を見せないようだ。この蝶を探していたところ、おなじみのツバメシジミが枯れ草に止まっていた。特に珍しい蝶ばかりを追いかけているわけではなく、普通種でも、背景を含めて美しいと感じれば、シャッターを押している。蝶を逆光で撮影することが多く、今回は、光の帯が背景に、ほどよい効果を演出してくれた。(2013年5月12日・伊那市)

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by kazenohane | 2013-05-16 22:00 | シジミチョウ
 初夏の渓流沿いの林道では、さまざまな蝶が姿を見せてくれた。このスギタニルリシジミは、川原の水辺の近くではなく、山側の道の縁に水が浸み出している場所で吸水していた。この手の小さな蝶は、すべて同行の蝶友が探し出してくれる。離れたところで撮影していても、発見されたときは、携帯電話を鳴らしてくれるので、すぐ駆けつけて撮影できるから有り難い。
 木片に止まってからは、ほとんど動くことがない。蝶友の説明では、木片に鳥の糞が固まっていて、その養分を吸っているのだという。こうなると、背景や構図なども考え、自分のイメージをつくりあげることができる。(2013年5月12日・伊那市)

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by kazenohane | 2013-05-13 09:35 | シジミチョウ

サカハチチョウ  117

 新緑の季節、山深い渓流の川原では、家族連れのバーベキューが盛んに行われていた。とても、蝶の撮影をする雰囲気ではなかったが、川の堰堤にサカハチチョウが吸水に訪れていた。黒地にオレンジ色の模様がとても鮮やかで美しい。夏型よりも春型の方が少し派手な印象を受ける。
 堰堤のサカハチチョウにゆっくり近づくものの、敏感なため、上の木の枝に、すぐ飛んでしまう。ここは、諦めて、川原の隅に咲く白い花を眺めていたら、突然、この蝶が吸蜜に訪れた。これが唯一の撮影チャンスだった。本来の目的のスギタニルリシジミは、ついに姿を見せなかった。(2013年5月5日・本巣市)

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by kazenohane | 2013-05-11 15:30 | タテハチョウ

コミスジ  116

 久しぶりに、海上(かいしょ)の森を訪れた。愛知万博の影響で、きれいに散策路が整備され、本来の自然が無くなったのかと思っていたが、入口の施設以外は、昔のまま何も変わっていなかった。
 川沿いの森林の中の路は、いろんな蝶が生息していそうな環境だ。ここだったら、アオバセセリに出会えるかも知れない。ウツギの白い花の咲く頃に訪れてみたい。小さな池の堤で、フワフワと飛ぶコミスジを発見。ススキの葉に、しばらく静止してくれたので、楽に撮影できた。生態写真を目指しているわけではないので、自分のイメージを優先したアングルで撮影できれば、それでいい。(2013年5月4日・瀬戸市)

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by kazenohane | 2013-05-09 21:28 | タテハチョウ
 早春の頃、枯れ草に覆われていた天白川の河川敷の草地は、腰まで草丈が伸びた。あれだけ、至るところで飛んでいたベニシジミやツバメシジミは、影を潜め、アゲハやツマグロヒョウモンなどの蝶が目立ち始めた。
 翅を開いて草の葉に止まる、この蝶を上から撮影するのは、そんなに難しくない。視点を低く下げ、草のアーチに静止するツマグロヒョウモンの逆光に映えた翅を見上げてみた。そんなとき、初夏の心地よい風が一瞬、吹き抜けた。(2013年4月23日・名古屋市)

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by kazenohane | 2013-05-08 21:06 | タテハチョウ

ベニシジミ(4)  114

 春の訪れの遅い、信州伊那市の郊外には、美しい田園風景が広がっている。茅葺の民家を望む川岸には、満開の桜が咲き誇っている。道祖神の祀られた農道の脇の小さな畑には、ナノハナやシバザクラの花が咲き、いろんな春の蝶が吸蜜に訪れる。
 名古屋では、少しピークの過ぎたベニシジミが白いシバザクラの花に吸蜜に来ていた。ファインダーを覗いていると、白い雪山の上を、移動しているベニシジミの姿に見えてくるから不思議だ。この蝶の美しい翅の模様をこの白い花が、より際立たせているようだ。(2013年4月28日・伊那市)

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by kazenohane | 2013-05-07 21:37 | シジミチョウ

ヒメシロチョウ  113

 高原の5月は、ヤマザクラの花が咲きはじめたばかりの春の季節だ。落葉樹の新緑も、まだまだこれから芽吹く段階で、濃い緑色の樹林になるのは、もう少し先になりそうだ。
 高原の春の草原にいち早く姿を見せる蝶は、ヒメシロチョウだ。初めて見る蝶は、どんな大きさなのか、どんな模様なのか、どんな飛び方をするのか、いろんな想像をめぐらせながら、イメージを膨らませる。
 モンシロチョウとは、雰囲気の違う白い蝶がふわふわと草原の上を飛び、すぐに葉の上や花に止まる。遠くに飛ぶことがないので、追いかけながら自分の好みのシーンを選び、比較的ゆっくりと撮影できた。真っ白な清楚な蝶には、どんな舞台が似合うのか考える余裕は、たっぷりあった。(2013年5月3日・原村)

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by kazenohane | 2013-05-05 20:00 | シロチョウ

コジャノメ  112

 淡い黄緑色の葉は、季節の移り変わりとともに、緑色になり、夏の訪れを予感させる。この自然公園のジャノメチョウ科の2番目の蝶は、シックな模様が魅力的なコジャノメだ。帯模様は、光の加減で白紫色に見え、濃い褐色との対比がとても美しい。
 木の葉に止まるのを待ちながら、この蝶を追いかけるが、思うようにならない。地面や枯葉には、止まるものの、こちらが期待している木の葉には、なかなか止まらない。ずいぶん追いかけて、やっと、撮影したときは、追いかけ始めて10分以上の時間を費やした。暗い場所で黒っぽい蝶のため、1絞り半のマイナス露出補正をかけ、自分のイメージする色調の絵をつくりあげることができた。(2013年4月29日・豊田市)

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by kazenohane | 2013-05-03 20:28 | ジャノメチョウ
 どこか懐かしい、故郷の面影を残す初夏の草原。こどもの頃は、こんな場所で日が暮れるまで遊んでいたに違いない。いろんな花が咲き、いろんな蝶が舞っていたと思うが、あまりにも日常過ぎて、目に入らなかったと思う。今でも、この草原にギンイチモンジセセリが飛んでいても、興味のない人たちには、見えていないだろう。いつまでも、こどもの頃に遊んだ原風景の草原が花や蝶たちと共に残ってくれることを願っている。(2013年4月29日・東濃)

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by kazenohane | 2013-05-01 08:35 | セセリチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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