<   2013年 06月 ( 14 )   > この月の画像一覧

ヒメシジミ(2)  134

 集落を流れる小川の土手に、ナワシロイチゴの赤い花が 数多く咲いている。この花をめがけて、ヒメシジミが群がるように吸蜜に訪れる。これだけの密度で群れているヒメシジミを目の当たりにするのは、初めてだ。集落のいたるところで飛び回っている、この蝶は、どれだけの数になるのか、思わず考えてしまった。おそらく数百頭いや数千頭かもしれない。
 群れているヒメシジミを最初は、撮影していたが、そのうち、雑然としたイメージに嫌気がさして、蝶それぞれの、いろんなポーズをよく観察して、構図を考えながら、撮影してみた。これだけの数のヒメシジミの中から、出来るだけ、翅のきれいなものを選ぶのも、考えようによっては、ぜいたくな悩みのような気がする。(2013年6月23日・飛騨市)

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by kazenohane | 2013-06-29 22:41 | シジミチョウ

ウラクロシジミ  133

 今年から、ゼフィルスの仲間も機会があれば、撮影したいと思い、情報のある蝶友に案内をお願いしている。初めて、ミドリシジミやウラナミアカシジミ、アカシジミなどに出会い、その美しさの虜になりそうだ。昨年、撮影したミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミとあわせて5種類になった。
 こうなると、次の新しいゼフィルスに会いたくなる。飛騨市の里山で蝶友が見つけ出した6種類目のウラクロシジミは、オカトラノオの葉の上で、動くそぶりも見せずに静止している。どうしても、職業柄、模様の形や色に興味が集まる。何となく、全体に地味な印象を受け、ウラクロというほど裏翅は、黒くない感じがする。例外もあるが、オレンジの班紋と尾状突起が、やはりゼフィルスの仲間の証明だろうか。(2013年6月23日・飛騨市)

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by kazenohane | 2013-06-26 20:45 | シジミチョウ

アカシジミ  132

 山と山に囲まれた里山の集落。昔は、少し山の中に入れば、どこにでも、こんな風景が広がっていたに違いない。この場所を案内してくれた蝶友の話では、ここには、いろんな蝶がいるという。そういえば、この集落には、ゼフィルスの食草のコナラやクヌギ、カシワなどの落葉樹が多いようだ。
 山裾のクリの木を叩きだすと、アカシジミが飛び出し、ちょうど撮影できそうな高さのクリの葉に止まってくれたという。蝶友の呼びかけに、駆けつけて撮影するだけの据え膳スタイルは、蝶を見つけ出すのが、苦手な自分にとって最適な方法だろう。もちろん、自分で探すのが一番いいのかも知れないが。それにしても、初めてこの蝶をファインダーで見たときの驚きは、忘れられない。写真で十分に再現できたのかは、分からないが、アカシジミの翅の美しさは、鮮明に脳裏に焼き付けられたと思う。(2013年6月23日・飛騨市)

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by kazenohane | 2013-06-24 20:44 | シジミチョウ

タテハモドキ(2)  131

 5月下旬の竹富島は、とにかく暑い。少し歩くだけで、全身から汗が吹き出す。白いセンダングサの花は、盛りを過ぎ、種を付けている。油断して、草むらに入ると、ズボンから靴下まで、この種がびっしり、くっついてくる。この植物が八重山で、これだけ繁殖している理由がよく分かった。
 今回、初めて竹富島でタテハモドキを撮影したが、今までに出会わなかったことが不思議でならない。石垣島でも西表島でも海辺の草原には、必ずアオタテハモドキと一緒に飛んでいるところを見かけた。この2種は、私の好きな美しい眼状紋が入り、他のタテハにはない魅力がある。だから、タテハにはなれない、タテハモドキなんだろうか。(2013年5月26日・竹富島)

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by kazenohane | 2013-06-22 21:21 | タテハチョウ

キミスジ(2)  130

 キミスジは、2011年5月、2012年3月に、それぞれ1頭だけ見かけ、撮影もしている。ガイドの入野氏の話では、最近、石垣島でも定着しているという。最初に見た印象は、あまり美しくない蝶というのが、率直な感想だ。羽化して時間も経過したため、翅の色が劣化していたのかも知れない。
 今回、蝶友のさっちゃんに教えていただいたポイントで見たキミスジは、羽化したばかりなのか、くっきりした黒地に3本の鮮やかなオレンジ色の帯模様が妙にきれいだった。この蝶の美しさを再認識したことは、いうまでもない。
 余談になるが、この林道沿いには、コノハチョウの集まる御神木があるという、さっちゃん情報を頼りに出かけたが、占有行動をとる翅の破損した、この蝶を1頭見ただけに終わった。信心のない者が、都合のよい願望を抱いても、無駄ということが痛いほど身に沁みた。(2013年5月27日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-06-20 09:25 | タテハチョウ

イシガケチョウ(3)  129

 石垣島の海辺近くの林道で、地面に翅を広げている姿を、よく見かける。写真のイシガケチョウは、ほとんど、水に浸かった状態で吸水していた。近づいても、動く気配がなく、ゆっくり、翅の模様を観察することができる。夏型のオスは、翅の先端部分に黒班が発達すると、フィールドガイドに記されていた。
 北部の海沿いの農道でも、この蝶は多く、どこでも普通に見かける。地面に翅を広げて止まっていたイシガケチョウは、足音に驚いたのか、ふわりと飛び上がり、木の葉の裏側に隠れるように止まり、そのまま動かなくなった。こんな姿も、この蝶の生態のひとつだろうか。(2013年5月27日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-06-17 20:42 | タテハチョウ
 キマダラルリツバメ、いちど会ってみたいと前々から思っていた。最近、撮影地に同行している蝶友のiiiwanaさんの案内で京都に出かけた。まさか、京都にいるとは、思っていなかったが、桜の古木が多く、この蝶が生息できる環境が残されているようだ。あいにく、午後からの天気が崩れ、期待に反して雨模様になった。
 夕方5時近くになって、雨が小ぶりになった頃、桜の葉の裏に止まるキマダラルリツバメを現地で発見。撮影するには、遠すぎるため、交代でひとりが枝を引っぱり、その間にふたりが撮影した。現地でお会いした愛知県在住のK.Mさんも私と同じで、初挑戦という。作品としては、不満足だが、こんな蝶というイメージは、しっかり頭にインプットできた。また、来年もぜひ撮影してみたいと思う。(2013年6月15日・京都市)

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by kazenohane | 2013-06-16 01:00 | シジミチョウ
 石垣島の林道で白いセンダングサの花に吸蜜している姿や、美しい緑色の鱗粉をきらきらさせて、翅を広げて休止している姿は、たびたび見かけるが、公園に植えられた樹の花を訪れるヤエヤマカラスアゲハの姿を撮影するのは、今回初めてのチャレンジだ。
 ツマベニチョウのやってくる合間には、この蝶を始めクロアゲハやジャコウアゲハ、べニモンアゲハ、シロオビアゲハなどの黒いアゲハの仲間が盛んに吸蜜に訪れる。白いツマベニチョウと赤い花は、とてもよく似合うが、黒いこの蝶と赤い花も、なかなか華やかな雰囲気だ。黒いアゲハの仲間を撮影するなら、バンナ公園は最適なポイントだろう。(2013年5月28日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-06-13 20:00 | アゲハチョウ

ツマベニチョウ(2)  126

 八重山の青い空を、勢いよく飛ぶツマベニチョウ、いつかは、撮ってみたいと憧れていた蝶だった。なかなか撮影するチャンスは、少ないだろうなと考えていた。ところが、思わぬ場所で撮れそうなシーンが展開されていた。石垣島の真栄里ダム近くの林道で、何やら大きな白い蝶が2頭吸水していた。飛び立ったときに見えるオレンジ色の模様から、ツマベニチョウと分かった。翅を閉じていると周りの環境に同化して、見つけにくい。ときどき、近くの草の葉に止まることもあり、そこを狙い、半開翅した姿を捉えることができた。考えてみれば、シロチョウの仲間だから、オスが吸水に訪れても何の不思議でもないだろう。
 午後から、バンナ公園のハイビスカスとサンダンカの花を訪れる、ツマベニチョウを狙うことにした。始めにサンダンカの花で待ち、やっとの思いで撮影することができた。これで、気分をよくして、ハイビスカスで待ち伏せしていると、メスがやってきた。この蝶のスピードに対応するのは、大変だが、とにかく構図だけ頭に入れ、蝶めがけてシャッターを切り続けた。偶然なのか、必然なのか分からないが、イメージした絵が完成した。1日がかりのツマベニチョウの撮影は、へとへとになったが満足できる結果だった。(2013年5月28日・石垣島)

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▲ハイビスカスの花に吸蜜するメス
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▲サンダンカの花に吸蜜するオス
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▲路面で吸水するオス
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▲葉で半開翅するオス
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by kazenohane | 2013-06-11 22:58 | シロチョウ

ヒメヒカゲ(4)  125

 そこには、子どもの頃に遊んだ故郷の懐かしい風景が広がっていた。スゲやカヤツリグサなどのイネ科植物が支配する痩せ地を生活の場にしているヒメヒカゲが草の間を縫うように、ゆるやかに飛んでいた。きっと、この蝶は、子どもの頃にも普通に飛んでいたに違いないが、全く意識すらしていなかっただろう。
 とくに目玉模様の蝶に強い愛着を持っているが、その中でも、このヒメヒカゲが一番のお気に入りになっている。キャラメルカラーに目玉模様のヒメヒカゲを、より美しく表現したいと願い、自分なりに、今も模索しているが、まだまだ途上だ。(2013年6月9日・東濃)

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by kazenohane | 2013-06-09 20:01 | ジャノメチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


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