<   2013年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

今年の私の年賀状に登場している蝶が、このマサキウラナミジャノメだ。今年の干支である「ジャノメ」が入り、しかも、私の名前の「マサキ」まで入っているから、ぴったりだと思ったが、評判は、さんざんだった。客観的に見ても、地味な蝶が年賀状にふさわしいのかは、一目瞭然だ。理屈が先行すると、得てして、こうなってしまうことがあるようだ。
さて、八重山諸島に大好きなジャノメチョウの仲間が何種類いるのか、調べてみたが、たったの5種類だった。その中でも、この蝶は、比較的よく見かけた。よく似ているヤエヤマウラナミジャノメは、おなじような環境に生息しているはずだが、なかなかお目にかかれない。マサキウラナミジャノメは、いつも翅を閉じて、葉の上に止まっているシーンが多く、同じような写真になる傾向が強い。そんな意味でも、センダングサの白い花に吸蜜する姿は、新鮮な感じがした。(2013年11月12日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-11-30 22:50 | ジャノメチョウ

ホリイコシジミ(2)  195

初めて石垣島で蝶の撮影をしたときは、スジグロカバマダラやリュウキュウアサギマダラ、シロオビアゲハなどの大型の蝶を追いかけていた。カラフルな亜熱帯の蝶の模様に魅せられ、どの蝶も新鮮だった。ただ、何回も通ううちに、おなじみの蝶になり、いつでも撮影できるという安心感もあり、あまり撮影しなくなってきた。その分、最近は、小さなシジミチョウを追いかけることが多くなってきた。
石垣島のバンナ公園のよく手入れされた草地に、小さなホリイコシジミが群れていた。小さな蝶の目線に合わせようとすると、どうしても腹這いになり、カメラを地面に付けるように撮影することになる。晴れた日なら、それほど気にならないだろうが、雨の日は、衣服も濡れる覚悟で臨まなくてはならない。花に吸蜜するメスをめがけてオスが素早く、接近したかと思うと、交尾をして、あっと言う間に飛び去ってしまった。小さな蝶たちにも、いろんなドラマがあるようだ。(2013年11月12日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-11-27 12:43 | シジミチョウ
雨のバンナ公園で、チラチラと飛ぶ小さな蝶は、このタイワンクロボシシジミとホリイコシジミだ。この蝶が樹の多いところに多くいるのに対して、ホリイコシジミは、広々とした草地に多いような印象だ。今までにも、たびたび出会っているのに、まともに写っている画像がない。逃げ足が早いのか、熱心に撮影する気にならなかったのかは、分からないが、あまり相性のいい蝶ではないようだ。
シジミチョウの仲間には、しっぽのような尾状突起がついている蝶が多い。それらの蝶の大半には、突起の付け根のあたりに、オレンジ色の模様があり、とてもいいアクセントになっている。この蝶には、そうした模様もなく、極めてシンプルな白黒の地味な模様があるのみだ。まして、表に至っては、まだ見たことはないが、オスメスともに、黒褐色という。しかし、この無彩色の蝶が、緑の背景の中に置かれると、俄然、美しく見えるから、不思議なものだ。(2013年11月12日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-11-24 17:40 | シジミチョウ
雨で撮影が中止になった昨日に続いて、今日も石垣島は雨模様。それでも、2日続けて、撮影を中止する訳には行かないので、ガイドさんと雨天決行で撮影に出かけた。「石垣島の人は、雨が降っても傘をさしませんよ、傘をさしている人は本土の人だけ」とガイドさんが話してくれた。ならば、蝶だって、雨の日に飛んでいるに違いない。
こんな天気だったので、北部のポイントを諦め、比較的市街に近い、万勢山公園の散策道を歩くことにした。さすがに蝶の数は、少なく、ときどきマサキウラナミジャノメやリュウキュウミスジが、緩やかに飛んでいる程度だ。そんな中、葉の上に、じっと止まっているヤエヤマカラスアゲハを発見、よく探すと、3頭も同じ姿勢で翅を開いていた。こんなシーンを過去にも何度も見かけたことがあるが、いつ見ても、星を散りばめたような鱗粉の美しさには、驚かされる。(2013年11月12日・石垣島)

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by kazenohane | 2013-11-21 10:11 | アゲハチョウ

ルーミスシジミ(2)  192

今年、最後の遠征は、ルーミスシジミを追いかけて、はるばる関東地方まで出かけた。そういえば、この蝶は、東海地方には、生息していないので「東奔西走」することになった。この蝶に限らず、南は八重山から、北は長野県まで、いろんな場所に出かけて、まだ見たことのない珍しい、さまざまな蝶に出会えた。
行く前は、出会うことの難しい蝶と聞いていたので、撮影できなくても、何か気の利いたお土産でも買って帰えれば、いいのかなと思っていた。それとも、美味しい地場のどんぶりでも食べられたら、幸せかなとも。ところが、憧れのルーミスシジミが至近距離に降りてきてくれた。それも、シロダモの淡い黄色の花に吸蜜するかと思えば、惜しげなく翅を開いてくれたり、至れり尽くせりの大サービスに、目玉が金目鯛状態になってしまった。当然、帰りのランチのどんぶりは、めでたい「金目鯛の生姜焼き丼」だ。撮影できた喜びを、3人で、このどんぶりを食べながら、分かち合ったことは、言うまでもない。(2013年11月16日)

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by kazenohane | 2013-11-18 21:59 | シジミチョウ

オオゴマダラ(3)  191

石垣空港に降り立つとき、独特のむっとする暑さを感じると、ああ八重山に来たなと思う。もう6回も通っていると、どこか故郷に里帰りするような感慨さえある。蝶の楽園は、中部空港から、わずか2時間30分足らずで到着する石垣島にある。そういえば、新しく完成した石垣空港の搭乗窓口の背後には、オオゴマダラの舞うフレームがあり、さすがに南国らしい趣向になっている。
午後3時の船で竹富島に向かった。とくに見てみたい蝶はないが、いつも決まってオオゴマダラの現れるポイントがある。やはり、そこでは、3頭の蝶が悠然とシロノセンダングサの花を訪れていた。竹富島では、少し歩いただけで、大汗をかき、喉も渇き、ペットボトルの水をすぐに飲み干した。11月の季節は、日も短く、5時近くになると、何となく夕暮れの雰囲気が漂ってくるようだ。(2013年11月10日・竹富島)


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今回から15回シリーズで八重山の蝶を紹介していきます。
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by kazenohane | 2013-11-15 18:45 | マダラチョウ

サツマシジミ  190

この秋、3回目の南紀訪問の主な撮影ターゲットは、サツマシジミだ。もちろん、地元の知多半島でも見られることがあるようだが、より確実性のある生息地に行ってみたかった。ただ、蝶については、昨年たくさんいたからといって、今年も同じようにいる保証は、全くない。そのあたりの不確実性が、この趣味のいちばんの醍醐味だろう。
南紀の生息地には、まだ空気の冷たい早朝に着いた。それにしても、南紀は、名古屋からあまりにも遠く、そのほとんどが移動時間に費やされてしまう。この海辺の集落は、どこか沖縄の風景に似ている。石垣のある狭い路地にオオタニワタリやクワズイモなどの植物が育っていた。この蝶が、ここに定着していても、そんなに違和感がない。今は誰も住んでいない家の狭い庭には、センダングサがのび放題になっていた。その花に、透けるような純白のサツマシジミが吸蜜に訪れていた。ほとんど、模様らしいものはない、このシンプルな翅に、一目惚れしてしまったようだ。(2013年11月2日・南紀)

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by kazenohane | 2013-11-04 19:20 | シジミチョウ

ベニシジミ(5)  189

 家の近くにある「天白公園」は、昔は、こんな木が繁っていただろうなと思わせる自然林を残した、理想的な公園だ。夏場に、訪れていないので、この公園にどんな蝶がいるのか全容は、わからないが、種類は、かなり多いようだ。ただ、残念ながら、どうしても遠方の蝶が気になり、ついつい地元の公園は、後回しになってしまう。11月の声を聞くと、青紫色に輝くムラサキシジミが見たくて、ここにやってくる。
 ムラサキシジミは、1頭だけ開翅した姿を見ただけで、ほかには、いなかった。今回、たくさんいた蝶は、このベニシジミで、葉の上で、じっとしている姿を何度も見かけた。今までに何回も、この蝶を撮影しているが、紅色の美しい模様といい、シジミチョウの仲間の中では、かなり美麗ではないかと思っている。あまりにも、至るところにいるためか、軽く見られているようだ。(2013年11月1日・名古屋市) 

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by kazenohane | 2013-11-01 19:22 | シジミチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


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