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ホシミスジ(2)  249

実家に用事があり、久しぶりに故郷の森を覗いてみた。若い頃から、いろんな山野草の観察に出掛けていた馴染みの場所だ。その頃は、まだ蝶に目覚めていなかったせいで、どんな蝶がいたのか記憶もない。新緑の山は、時間が経過したのか、昔とは比べものにならないくらい、深い森になっていた。
コミスジとは、少し雰囲気の違う蝶が、ゆったりとイラクサの周りを飛んでいた。裏翅の基部に黒い点模様があり、数年前に信州の高原で見たホシミスジのようだ。しばらく翅を開いたり、閉じたりして、とてもよいモデルになってくれた。よく、探してみると、いろんな蝶がせわしく、私の前を横切る。



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by kazenohane | 2014-05-30 11:27 | タテハチョウ

ルリシジミ(2)  248

「ねえ、ねえ、あの人、さっきから私たちを撮ってるみたい!」
「いい歳して、腹這いになっているわね、変人かしら?」
「そうでもなさそうよ、結構大真面目に撮っているわよ!」
「写真撮って、どうするのかしら?」
「何か、ブログとかいうものに載せて、みんなに見せているらしいわよ!」
「仕事もしないで、そんなところで発散しているのかしら?」
「人間は、いろんな繋がりを求める寂しい動物ね!」
「そうかも知れないね(^^♪」

そんな会話をしているのかどうか分からないが、ルリシジミがたくさん吸水に訪れていた。1頭いれば、どんどん、その回りに集まり、8頭くらい揃ったところで、一斉に飛び立った。美しいルリ色が宙に舞う。


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by kazenohane | 2014-05-27 21:49 | シジミチョウ

アゲハ(3)  247

私の自宅付近の天白川河川敷では、端境期なのか、あれだけ賑わっていた春の蝶たちが姿を消し、アゲハが一面に咲き誇っている花をたびたび訪れている。ときどき、アオスジアゲハも、せわしく対岸の方へ飛び去っていく。腰をおろして、地面のカタバミの花を眺めていると、ヤマトシジミが花から花へと移動している。蝶の目線に近づくことで、いろんな見えなかったマクロの世界が視界に広がってくる。
あっという間に春は過ぎ去り、季節は、夏草の茂る初夏だ。一時間も蝶を追いかけていると、汗が吹き出してくる。河川敷の堤防沿いの緑道に、いつの間にか家内が孫娘の手を引いて、散歩に来ていた。私も撮影を終え、孫娘のもう片方の手を繋ぎ、家路についた。初夏の風が心地よく吹いてきた。

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by kazenohane | 2014-05-25 08:51 | アゲハチョウ

ミカドアゲハ(2)  246

昨年も同地にミカドアゲハの撮影に来たが、かすりもしない完敗だった。そんなイメージがあるので、何となく苦手意識もあり、腰が引けた状態だった。そんなとき、蝶友のSさんからお誘いをいただき、がんばってみようかなと思い直し、出掛けた。
生息地のミカンの木に、翅は少し痛んでいたが、ミカドアゲハが何回も飛来してくれた。噂には聞いていたが、スピードがある上に花から花へと小刻みに移動するため、得意のMF戦法が全く通用しない。200枚近く撮影したが、ほとんどのカットがピンボケで、かろうじて2~3枚程度の写真に、ピントがきているのかなという散々の結果だった。SさんからAF戦法を勧められ、午後から再戦となった。とにかくセンターの枠に蝶が来たら、オートフォーカスで連写するという方法で初めて蝶を撮影した。頑固にマニュアルフォーカスにこだわっていたので、この撮影方法は新鮮だった。しかし、自分が撮ったのではなく、カメラが撮ったような気がしてならないのは、なぜだろうか。

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by kazenohane | 2014-05-22 18:38 | アゲハチョウ

コツバメ(2)  245

コツバメは、3月のギフチョウシーズンから、何回となく出会い、撮影もしているが、まともな写真がない。これだけ、撮影チャンスを与えてくれる蝶も珍しいのではないかと思う。あるときは、逆光で翅の模様が、真黒につぶれたり、また、あるときは手ぶれをおこしたり、こうなると意地でも上手に撮ってやろうと、あせりも加わり、ますます下手写真スパイラルに落ちいってしまう。この蝶を見るだけで、自信喪失になる自分に、ただただ、あきれてしまう。
さて、クモマツマキチョウの撮影の合間に、コツバメが目の前に現れた。撮れと言われているようで、カメラを慎重に構え、手ぶれだけは起こさないように、撮影した写真がこれだ。早春の蝶も、標高のあるこの地が、今年最後のチャンスだろう。苦手の蝶は、あまりつくりたくないが、どうしても相性の悪い蝶は、近寄らないようにしよう。

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▲撮影地で出遭ったニホンザル
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by kazenohane | 2014-05-20 14:49 | シジミチョウ
今日のブログアップで、2周年を迎えた。飽きっぽい自分に、これだけ長く続けられる「ブログ」の魅力とは何だろうか。ひとつには、蝶友のみなさんと双方向のコミュニケーションが楽しめることだろうと思う。また、このブログを通じて、いろんな交流が生まれたことも、楽しさを増幅させてくれる。
昨年よりも2週間も早く、クモマツマキチョウの生息地に出かけた。なかなか姿を見せてくれないが、気温の上昇とともに、お目当ての蝶が現れた。スミレの花の蜜を吸いながら、どこかへ消え、しばらくすると、また同じようなコースでやってきた。なかなか、この蝶を追いかけて撮影するのは、体力的にも大変だ。それでも、何とか撮影でき、オランジーナを日頃、愛飲している効果が、じわりと出てきたのかな?

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by kazenohane | 2014-05-18 18:43 | シロチョウ
うっそうとした杉林の間を縫うように流れる谷川の河原に、スギタニルリシジミは生息しているようだ。なぜ、ここまで曲がりくどい言い方をするのかというと、この蝶の名前の由来を行数かせぎに書いてみた。
この撮影場所は、昨年からたびたび訪れているものの、この蝶との出遭いは、それほど多くない。昨年もここで撮影しているが、翅の退色があり、ややもの足りなさを感じた。今回初めて、きれいなスギタニルリシジミに出遭い、いろんなアングルから撮影した。それにしても、この蝶の翅色は、背景の河原の石の色に同化して、うっかりすると見落としてしまうだろう。こんな石の間の砂地で吸水している姿こそ、スギタニルリシジミらしい。
渓谷の日没は早く、陽が西の山に沈むと、あたりに冷気が忍び寄る。(2014年5月4日・伊那市)

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by kazenohane | 2014-05-16 10:10 | シジミチョウ

ジャコウアゲハ(4)  242

実は、与那国島に行ってみたいと思った、もうひとつのきっかけは、大好きだったドクターコトー診療所のドラマの舞台がここだったこともある。ドラマを見ていて、この島のゆるい時間の流れが、何とも魅力的に思えたからだ。実際に訪れても、やはり同じような感覚を味わった。観光客も少なく、道路を車で走っても、対向車に出合うこともない。騒音の中で暮らす都会とは違い、とにかく物音がしない静寂な世界が広がっていた。
林道をゆっくり歩くと、黒いアゲハが何度も横切る。時々、センダン草の白い花に吸蜜に訪れているところを確認すると、ジャコウアゲハだった。本州でもよく見かけるが、八重山諸島の個体は、どこか雰囲気が違うようだ。赤色が鮮やかで、毒々しい感じを受ける。そんな感じを表現したくて、正面から思いっきりアップで狙ってみた。しかし、よく見ると愛らしい顔をしているなと妙な親近感を覚えた。(2014年4月10日・与那国島)


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by kazenohane | 2014-05-14 10:51 | アゲハチョウ

アサギマダラ(5)  241

4月の与那国島は、アサギマダラがとにかく多い。あれだけ石垣島や西表島で幅を利かせていたリュウキュウアサギマダラの数が少ない。季節的な現象なのか、この島の生態だろうか。台湾からの迷蝶のタイワンアサギマダラは、いないのか探してみたが、なかなか、それらしき蝶は見当たらなかった。ただ、いたとしても、アサギマダラとの判別は難しく、あまり自信がない。
与那国島には、ヨナグニサンという有名な日本最大の蛾が生息している。今回の旅では、この蛾も自然状態で見たいと思っていた。この蛾を飼育・研究しているアヤミハビル館の館長さんの案内で、かなり翅が破損しているがヨナグニサンを見ることができた。翅を広げると15cm近くもある蛾は、さすがに威圧感がある。(2014年4月10日・与那国島)


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▲翅の面積が日本最大の蛾「ヨナグニサン」
※世界最大の蛾という表現をしましたが、調べたところ間違いであることが分かりました。
日本最大の蛾に訂正させていただきます。不用意な表現、お詫びします。
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by kazenohane | 2014-05-12 20:09 | マダラチョウ

シロミスジ  240

このシロミスジが撮りたくて、今回、日本最西端の島「与那国島」に渡った。7年前に観光で訪れ、どこか異国情緒のある、この島に蝶を撮影に来たいなと願望していたが、今回実現した。石垣島からプロペラ機で30分、のんびりした独特な雰囲気に、気持ちがずいぶん和んだ。
この島には、台湾に近いこともあって、迷蝶が多く飛来するという。このシロミスジも1970年代には、この島で定着したといわれているようだ。橙色の地と印象的な黒点列のある裏翅は、うっとりするくらい美しい。遥々、この島を訪ねてきた価値は十分にある。ガイドさんの話では、シロミスジの新鮮な個体に遭う確率は、30%くらいという。1回で遭うことができ、運がいいのかも知れない。(2014年4月10日・与那国島)

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※撮影にあたって、ダンダラさんから具体的なアドバイス等をいただき、感謝しています。
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by kazenohane | 2014-05-09 10:01 | タテハチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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