<   2014年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

この蝶を撮りたいと思ったきっかけは、未知の蝶に対する好奇心に外ならない。みなさんのブログを拝見していたら、急に見たくなり、ネットで場所を確認して、地下鉄で目的地に向かった。ほとんど見られないような情報もあり、行っても無駄になるかも知れないと思ったが、半日くらい探せば何とかなるだろうと楽観していた。
川沿いの道を歩くが、ほとんど蝶らしい姿もなく、やはり無理かなと思ったとき、草の間から、やや黒っぽい蝶が飛び出してきた。
この蝶がムシャクロツバメシジミという確信は、なかったが、草に止まったところを背景も考えながら、じっくり撮影した。幸い遠くへ飛び去ることもなく、いろんなシーンを演出してくれたので、ほぼイメージした絵つくりができたと思う。


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by kazenohane | 2014-09-30 22:41 | シジミチョウ

ウラナミシジミ(3)  288

秋になると急に増えてくるウラナミシジミ。ヤマトシジミやツバメシジミと比較すると、やや大きいので飛んでいてもすぐ分かる。イタドリやアレチウリの花にも吸蜜に訪れるが、葉の上で止まっていることも多い。魚眼で蝶を撮影するには、かなり接近する必要があり、敏感な蝶では難しい。そんな意味でウラナミシジミは、吸蜜時間も長く、葉の上でもゆっくりしてくれる有難い蝶のひとつだ。
余談になるが、八重山でも、アマミウラナミシジミ、ルリウラナミシジミ、ヒメウラナミシジミ、マルバネウラナミシジミなどのウラナミシジミの仲間が生息しているが、押し並べて小さな種類が多いようだ。名前の由来になっている波形模様も、さざ波程度でおとなしい印象だ。その点、我が天白川のウラナミシジミの波模様は曲線にうねっていて、とても美しい。やはり、本家の貫録を感じるのは、私だけの思い込みだろうか。


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by kazenohane | 2014-09-28 20:29 | シジミチョウ

ヒメアカタテハ  287

天白川河川敷の主役は、ヒメアカタテハではないかと思うくらい、よく見かける蝶だが、なんとブログには初登場だ。決して撮影していない訳ではなく、今までにいろんなシーンを撮った未公開写真がたっぷりある。たぶん、あまりにも身近の蝶だったため、出しそびれてしまったのだろう。
マクロで撮影すると、こんな写真になるだろうなという固定したイメージがあり、新鮮さがない。そこで、魚眼で天白川の風景の中に生きるヒメアカタテハを表現しようと、この蝶だけに的を絞り撮影を試みた。雨上がりの空は、なかなかドラマチックで黒い雲が風に流れ、刻々と天白川の風景を変化させる。ビルに囲まれた都会の河川敷には、何ともいえない抒情を感じる。この蝶には、そんな風景を見事に引き立てる魔法があるのだろう。


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by kazenohane | 2014-09-25 22:04 | タテハチョウ

モンキチョウ(3)  286

もう、天白川の流れている天白区に越してきて35年になる。当初は、高い建物もまばらで、文字通り草原が広がる何もないところだった。やがて、地下鉄が八事から延び、駅ができると、あっと言う間にマンションが林立して都会に変貌してしまった。それでも天白川の河川敷には、昔のような草原が残り、蝶たちも多く生息している。
そんな都会の中を流れる天白川の河川敷を生きるよりどころにしているモンキチョウを、2日間に渡り追いかけてみた。昨年まで河川敷の花壇があった名残りで、いろんな園芸植物の花も咲いている。そんな花たちも蝶にとっては貴重な蜜源になっているようだ。歳老いて遠くに出掛けられなくなっても、この河川敷があれば蝶たちの撮影は続けられそうだ。家内も孫の世話に追われ、河川敷に生えるワラビを採ることもなくなったが、いろんな意味でここは、マイ・フィルドに違いない。


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by kazenohane | 2014-09-22 16:42 | シロチョウ
遠征の多かった夏もひと段落して、ホームグランドの天白川河川敷で撮影する季節がやってきた。いつも堤防の同じ場所に9月中旬になると白いニラの花が咲き、それを目指してツマグロヒョウモンやヒメアカタテハが訪れる。
いつもだったら、マクロレンズを付けた一眼レフカメラを持ち出し、撮影しているが、今年は趣向を変えコンパクトデジタルカメラに魚眼コンバーターを装着した機材で撮ってみた。一眼レフの場合は、マニュアルフォーカスでピントを合わせているが、今回は、すべてカメラ任せでシャッターを押している。
これはこれで軽くて楽ちんでよいのだが、撮影はマクロよりもはるかに難しい。レンズを蝶の3~5cm手前まで近づけてシャッターを押せば写る。しかし、ここまで近づける間に、たいていは蝶が逃げてしまう。息を止め、そろりそろりと直進する。少しでも左右に体を移動すると、気配を察知して、はるか上空に飛び去ってしまうので油断できない。ただ、この過程がとても楽しく、撮影できたときは大きな達成感がある。

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by kazenohane | 2014-09-19 15:35 | タテハチョウ
6月の目玉がヒメヒカゲなら、9月の目玉はウラナミジャノメだろう。両種とも昔と比較すると、ずいぶん数が少なくなり絶滅危惧種に指定されている。そのことも執着している、ひとつの要因には違いないが、この蝶に惹かれる一番の理由は、目玉模様のデザインの奇抜さに魅力を感じていることだ。
運が良ければ、6月にこの蝶たちの生息地を訪れると、この2種を同時に見られる可能性もある。現に昨年は、両種の撮影に成功しているが、今年はヒメヒカゲだけだった。ただ、ウラナミジャノメは、どちらかというと第2化の発生する9月の方が発生数が多いようだ。しかし、今年は極端に数が少なく、撮影は難しかった。第2ポイントがなければ、危ういところだった。そんなにたくさんいる蝶ではないので、来年の発生がどうなるのか心配だ。いつまでも、生き続けて欲しいと熱望しているが、この不安定さが絶滅危惧種かも知れない。

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by kazenohane | 2014-09-16 16:47 | ジャノメチョウ

ミヤマシジミ(3)  283

ジャガイモの冷たいスープが渇いた喉に心地よい。さらに、きのこの入ったトマトソースのスパゲッティが、とても美味しく、この店でランチにしてよかったと思う。2年前にも、ミヤマシジミの撮影のあとに、このお店でスパゲッティを食べたことが忘れられず、今回も親しい蝶友さんと同じことを繰り返した。もし、ミヤマシジミがいなくて撮影できなくても、このお店でスパゲッティが食べられたらと、密かに楽しみにしていたプランだ。
食草のピンクのコマツナギの花が咲く草地に、ミヤマシジミがゆったり飛んでいた。まず、花をよく訪れているメスを撮影したが、裏翅の完成度の高い模様の美しさに驚いた。個人的な感想だが、ミヤマシジミがシジミの中で最美麗種ではないかと思っている。オスの青い表翅も撮影しなければ、片手落ちに違いない。炎天下の撮影は、まだまだ暑いが、そんなことを忘れさせてくれる楽しい撮影ミニ旅行だった。

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by kazenohane | 2014-09-12 21:15 | シジミチョウ

アカタテハ(2)  282

不思議なことに、アカタテハのフォルダーを開けてみると、白いタチアワユキセンダングサの花で吸蜜する写真ばかりだった。撮影している場所は、すべて八重山諸島ということになる。もちろん、この蝶は、本州の至るところに生息しているはずだが、意外と見ていないようだ。たぶん、見ていても他の蝶に気をとられ、撮影するまでには至っていないのかも知れない。
蝶の少ない晩夏の頃、高原に咲くオオハンゴンソウの花に一瞬、亜熱帯の蝶が迷い込んだのかと思わせるアカタテハの訪問だ。あまりにも八重山でたくさん見ているので、そんな思いこみがあるようだ。だんだんと、そんな呪縛も解け、高原の初秋を彩る蝶に頭の中で変化したようだ。まだ、高原の夏の名残りを楽しみたい。

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by kazenohane | 2014-09-03 10:31 | タテハチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


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