<   2014年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧

最近は、仕事が忙しく蝶の撮影に出られない日々が続いている。「毎日、版画を作っているから疲れる」と版画教室の生徒に愚痴ると、「毎日作るのが版画家です」とたしなめられてしまった。確かに夏場は、どちらが本業か分からないほど、蝶に夢中になっていたようだ。個展のスケジュールが決定すると、その展覧会に向けて新作を何点か作らなければならない。花よ蝶よと浮かれた生活が夢だが、そうは行かないのが現実だ。
10月25日、関東方面から、この蝶を撮影にこられたダンダラさんたち3名の蝶友さんと名古屋の生息地で合流した。果たして撮影できるのか心配だったが、4~5頭のムシャクロツバメシジミが見られた。前回、マクロで撮影したので、今回は広角で撮影することにした。晴れ渡った青空を背景に、この蝶が昔からいたように馴染んでいた。

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by kazenohane | 2014-11-16 21:46 | シジミチョウ

タテハモドキ(3)  304

亜熱帯の雰囲気を漂わせるオオゴチョウの花に、タテハモドキがやってきた。白いセンダングサの花に吸蜜しているシーンは、過去に竹富島で撮影しているが、この派手な花を訪れるとは予想外だった。同行の蝶友が熱心に撮影している現場に仲間入りをさせてもらい、この貴重な写真を撮ることができ感謝。さらに、ウスキシロチョウやベニモンアゲハも集まり、さながら蝶の楽園だった。
さて、今回の撮影機材は魚眼コンバーターを付けたオリンパスTG-2だけだった。もちろん一眼レフカメラとマクロレンズも用意していたが使うことはなかった。自分の性格上、あれもこれも使いこなすという器用さがなく、ひとつに決めたら、徹底的に執着する。来年は一眼レフカメラに魚眼レンズか超広角レンズを付けて、野山を駆け回ることを夢想しているが、仕事の都合でどうなるのか分からない。

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▲バンナ公園に咲くオオゴチョウの花

※2014年の八重山シリーズは今回が最終回になります。長期間ありがとうございました。
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by kazenohane | 2014-11-13 10:01 | タテハチョウ
イワサキタテハモドキは、2011年に石垣島で発生した迷蝶という。珍しさも手伝ってか採集者がずいぶん押し寄せたという話を聞いた。今年、石垣島バンナ公園を訪れ、たいそう驚いた。何とイワサキタテハモドキが大発生していた。ガイドさんの話では「もう、採集者は、目もくれない蝶になってしまいました(笑)」という。また、カバタテハのように八重山全域で発生していた蝶が今では、全く見られなくなった例もあるので、このまま定着するとは限らないようだ。
そんな事情とは関係なく、この蝶を何とか至近距離で撮影したくて、2時間近くも奮闘した。そもそも、タテハモドキの仲間は、敏感で簡単には寄らせてくれない。まして、今回の魚眼は、どこまで接近できるのか、そのあたりが勝負どころで苦戦の連続だった。湿地の草の葉に止まったところを撮影しようと近づいた途端、ズボリと足がはまり込んでしまった。泥だらけになっても撮影できれば、苦労も報われるのに逃げられてしまっては元も子もない。魚眼では、下手をすると自分の足が写ることもあるから、細心の注意が必要だ。画面のアクセントに自分の影を蝶にかからないように入れてみた。それにしても、晴天はコントラストが強く難しい。


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▲石垣島バンナ公園

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by kazenohane | 2014-11-11 09:48 | タテハチョウ
八重山撮影の旅も最終日を迎えた。朝早めの船で竹富島に向かった。この島は、私が八重山の蝶に魅せられるきっかけとなった場所で、必ずいちどは訪れている。石垣港から10分足らずで着ける観光の島だ。港近くに「ゆうが館」という観光施設があり、ここの庭園がなかなか雰囲気があり、オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラ、スジグロカバマダラなどの蝶たちが花を訪れている。
いつもの外周道路を歩き始めて、何かいつもと違う様子に気がついた。いつも、道路の縁にあれだけ咲き乱れているセンダングサが全くない。きれいさっぱりと刈り取られ、蝶たちの気配もない。たぶん、自転車遊歩道として、この道路を活用しているに違いない。ホシノリゾートも完成して、ますます人為的な観光アイランドに変貌するのだろうか。地面から湧きたつような蝶の大乱舞は、もう見られなくなってしまうのだろうか。


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▲モンパノキの生える竹富島の海岸

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▲石垣港に向かう定期船から竹富島を望む

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by kazenohane | 2014-11-09 09:55 | マダラチョウ
西表島浦内に「唐変木」という一風変わったレストランがある。ガジュマルの木の奥に隠れ家のような佇まいで営業しているお店だ。今回は、時間の都合で入らなかったが、数年前に注文したメニューに「すみ汁そば」というイカ墨の八重山そばがある。黒々した姿に一瞬たじろぐが、味はなかなか美味だった。腹黒くなりそうな気もするが、いまさらという声も聞こえてきそうだ。また、お店のまわりには、迷蝶のタイワンキマダラが、ゆったりと飛んでいる。
ヒメアサギマダラは、今回を含めて3回目の出会いだ。それも、すべて西表島に限られ、オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラに混じって1頭だけ、この蝶がセンダングサの白い花に吸蜜していた。群れているところを見ていないので、そんなにたくさんいる蝶ではなさそうだ。逆光で条件の悪い場所に止まっていたが、何とも雰囲気のいい背景に魅せられ、何枚もシャッターを切った。


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▲西表島「唐変木」

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by kazenohane | 2014-11-07 19:30 | マダラチョウ

オオゴマダラ(4)  300

「あわわ」と数字変換をしないで入れてしまった。本当は「300」という記念の数字を気持ちよく入れて、少し得意げに祝いたい気分だった。仕事に追われ、疲れているのだろう。
こんなスタイルでブログをスタートして、ついに300号を迎えた。それがどうしたと言われそうだが、飽きっぽい私にとって300回も続く連載は、奇跡に近い。それも、みなさんに支えられ、貴重なコメントをいただいているおかげに違いない。この先、400号、500号と続くといいのだが、先のことは分からない。
本来なら、台風の影響で西表島に渡る船が欠航になり、今回この島の蝶は登場しないはずだった。しかし、何が幸いするのか分からないのが、八重山旅行だ。帰る予定の日の飛行機が、これも台風の影響で欠航になってしまい、急きょ西表島に渡ることにした。波は、まだ高く船は、かなり揺れたが晴れ渡る天気に気分上々。
そんな青空を写真の中に取り込めたらと思い、アングルを空に向けて、蝶を下に配してみた。白黒だけの大きなオオゴマダラは、私の八重山への憧れを象徴する大好きな蝶だ。


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▲西表島月ヶ浜

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by kazenohane | 2014-11-05 09:05 | マダラチョウ
八重山には、よく似たふたつのキチョウが生息している。タイワンキチョウとミナミキチョウを見分ける区別点を覚えていれば、種類の判別は、それほど難しくないだろう。後翅の形がなめらかで丸みがある蝶は、タイワンキチョウ、少し角ばっている蝶はミナミキチョウだ。ただ、飛んでいる蝶は、まず分からないので、止まるのを待って確認することになる。
白いセンダングサの咲くこの林道には、ちょうど発生期だったのか、かなりの数のタイワンキチョウが見られた。不思議なことにミナミキチョウは、まったくこの場所には、いなかった。この両種は、棲み分けているのだろうか。美しいレモンイエロー色の翅が亜熱帯植物に覆われた林道によくマッチしていた。


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▲ハイビスカスの赤い花の咲く林道

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by kazenohane | 2014-11-03 13:21 | シロチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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