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八重山のせせり蝶たち

何回も八重山に通うと、初めて出会う蝶は稀で、今回珍しくオキナワビロードセセリとクロセセリの2種のセセリと初対面した。種類を追いかけるつもりは全くないが、まだ見ていないセセリは、アサヒナキマダラセセリとテツイロビロードセセリそして外来種のバナナセセリくらいだ。今見られなくても、そのうちどこかで出会うに違いない。
八重山では西表島にしかいないテツイロビロードセセリもガイドさんの案内で探したが、見つけられなかった。よく雰囲気の似たオキナワビロードセセリは、林道の脇に1頭だけセンダングサの花に吸蜜に訪れ、逃げる気配もなく、長い時間とても良いモデルを務めてくれた。今回、いちばん多く目にしたセセリは、タイワンアオバセセリで、石垣島でも竹富島でもセンダングサの花に吸蜜に訪れていた。
いつもだったら必ず見かけるネッタイアカセセリもユウレイセセリも、全く姿を現わさなかった。やはり、年中いるのではなく、亜熱帯でも発生する時期はあるようだ。
 


▼オキナワビロードセセリ
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▼タイワンアオバセセリ
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▼クロセセリ
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by kazenohane | 2015-04-30 17:23 |

行く春

早春の頃の天白川とは違い、河川敷一面が緑色に変わり、草丈も伸び夏の雰囲気を漂わせている。あれだけ春を謳歌していたツマキチョウ、モンキチョウの数が少なくなり、アゲハやアオスジアゲハ、ジャコウアゲハなどのアゲハの仲間が目につくようになった。樹の茂っている暗い場所では、ヒメウラナミジャノメがわがもの顔で飛んでいる。
通常だったらマクロレンズで蝶を撮影するところだが、天白川の風景の中の蝶を表現したくて、オリンパスTG-2に魚眼コンバーターをつけて、往復10キロあまりのコースを歩いてみた。天白の街中を流れる川らしく、いろんな人工物が画面に入ってくるが、これも都市の景観として許せるかなと思う。


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▲ツマキチョウ♂

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▲ツマキチョウ♀

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▲ジャコウアゲハ♀

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▲ヒメウラナミジャノメ

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by kazenohane | 2015-04-28 20:59 |

花と蝶

天気は快晴、初夏の風が心地よい街中を抜け、郊外のギンイチモンジセセリの生息地にたどり着いた。昨年、ニ度ほどお会いした植物に詳しい知人に現地で「ヤセウツボ」の花を教えていただいた。何でも、シロツメクサに寄生する帰化植物とのこと、この花も密かに見て見たいと思っていただけに、感謝。
踏み込まれた草地を、歩いてみたがギンイチモンジセセリは顔を見せてくれない。やがて、黒っぽい翅をひらひらさせて、飛んでいる蝶を発見した。なかなか止まらなかったが、しばらくすると短時間ながら黄色の花に吸蜜する蝶も現われ始めた。低い位置だったので、腹這い姿勢になろうとして何度も逃げられてしまった。手前の草が蝶に被り、カメラの位置決めに苦労した。草が前ボケになった写真は、苦肉の策だったが、これはこれで結果良しだろう。昼過ぎになると、ほとんど蝶は見かけなくなってしまい、粘るのを諦めて撤収することにした。旅友さんに場所を教えていただき、東三河のギンイチモンジセセリの初撮影は無事終えた。


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▲ヤセウツボ

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by kazenohane | 2015-04-27 19:28 |

石崖蝶

八重山のどの島でも普通によく見かける蝶だが、季節によってはほとんど見られないこともある。4月の竹富島の至るところで、ふわりふわりと飛び、白いセンダングサの花を訪れていた。意外と敏感で、撮影しようと近づくと飛び立つことが多く、そのまま見逃してしまうケースも多い。今回は、それほど苦労することなく、たくさんのシーンを撮影することができた。
マクロでは、この古地図のような不思議な模様をきっちり撮影することを主眼に置いた。そういえば、白いセンダングサの花に混じって、赤いポインセチアのような花のショウジョウソウがずいぶん多くなったような気がする。この赤い花を訪れる八重山の蝶も、なかなか雰囲気があって様になっているようだ。これだけ多いと、ついつい広角でも撮影したくなり、蝶に察知されないようにカメラを近づけ、青空に向けて数多くのシャッターを切った。イメージは、この蝶の翅の模様をステンドグラスに見立て、透かしてみた。亜熱帯の空気感を少しでも表現できればと思う。


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by kazenohane | 2015-04-25 15:58 |

白帯揚羽蝶

竹富島は快晴だった。久しぶりに「蝶の道」を歩いてみたが、さすがに道の両脇から湧き出るような光景は、見られなかった。それでも、このシロオビアゲハ、スジグロカバマダラ、リュウキュウアサギマダラの御三家は健在で、道の両脇に咲く白いセンダングサの花を盛んに訪れていた。リゾート開発で工事車両が土埃をまきあげて往来することはなくなり、また、昔のように蝶の舞う道に戻るといいなと思う。
いつもなら「ああ、またシロオビか、スジグロか、リュウキュウか」とスルーするところを、今回は、たっぷり時間をかけて、いろんなシーンを追いかけてみた。八重山で初めてこの蝶を見たときの感動を5年経って、もう一度思い返し、あの時もこんなふうに無心にカメラを向けていたような気がする。この蝶の生き生きとした姿をどこまで表現できるのか、どこまで行ってもこれで満足という写真には程遠い。まだまだ道半ばだろう。
 


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by kazenohane | 2015-04-22 09:56 |

青立羽擬蝶

2011年5月、竹富島の草原でアオタテハモドキを初めて見て以来、ずっとこの蝶のとりこになっている。石垣島でも西表島でもよく見かける蝶で、そんなに希少種ではないが、亜熱帯の雰囲気を伝える美しい翅の模様に魅せられている。
今回で八重山撮影も8回目を数え、アオタテハモドキにも何度となく出会っているが、なかなかイメージしたような絵にならない。案外、この蝶は敏感で、人の気配を察すると飛び立ってしまい撮影は意外と難しい。大抵は、地面にぺたりと止まることが多く、白いセンダングサの花を訪れることは少ないが、今回はたびたびチャンスがあり、少しだけ表翅の美しさを捉えることができたのかなと思う。これからも、この蝶を撮り続けるに違いないが、いつまでも憧れの美麗蝶でいてほしいなと願う。


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▲アオタテハモドキ♂

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▲アオタテハモドキ♀

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by kazenohane | 2015-04-20 09:41 |

八重山慕情

竹富島の琉球風民家の街並みも魅力的には違いないが、私には、あまりにも観光用に造られた感じがしてならない。むしろ、石垣市街地の無秩序な生活空間のほうに、より魅せられる。昔からの琉球民家の名残りも、ありながら、洋風な感じや和風な感じなどが入り混じった無国籍な雰囲気を前々から撮影してみたいと考えていた。
一眼レフカメラで物々しく撮影するのではなく、片手でも撮れるコンパクトデジタルカメラのTG-2に魚眼コンバーターをつけて、感じる風景に無造作にシャッターを押すという方法を通した。石垣島の市街地の人々の生活感が垣間見えればと思う。


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※八重山の蝶のシリーズは、企画が固まり次第アップしたいと思います。
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by kazenohane | 2015-04-18 21:27 | 風景

越後の岐阜蝶

今回もダンダラさんに、無理を申しあげ、新潟県のギフチョウ生息地に案内をお願いした。前々からカタクリの咲き乱れる場所に、ギフチョウがたくさん舞うところをぜひ見たいと思っていた。
どんより曇った群馬県から関越トンネルを抜けると、一面の雪景色と晴れ渡った青空の新潟県だった。まさに「トンネルを抜けると雪国・・・・・」そんな小説の風景が広がっていた。ただ、雪の中にギフチョウがいるのか、一瞬不安になったが、どんどんと平野部に近づくと、雪は全く消え、広い田園地帯が視界に入ってきた。
山の斜面のカタクリ群落では、気温の上昇とともに、ギフチョウが盛んに吸蜜に訪れていた。やみくもに撮影するのではなく、自分のイメージ「カタクリとギフチョウ」を出来る限り写真で再現できるように考えながらシャッターを押した。現地でお会いしたFavoniusさんの撮影方法には、正直驚いたが、蝶の飛翔を撮影するということは、こういうことかと理解できた。飛ぶ蝶に近接して、動きに合わせながら連続シャッターを切る様子は、とても爽快な印象を受けた。蝶とゆっくり向き合って背景も考えながら撮影する自分の撮影法とは対極にあるような気もした。とても真似はできないが、どんな写真ができるのか興味深い。
一方、ダンダラさんは、蝶の一連の生い立ちを撮影するスタンスで、交尾や産卵といった生態的なシーンに興味を示されていた。3人3様、それぞれ視点が違い、それが個性なんだろうなと思う。


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by kazenohane | 2015-04-10 15:03 |

桜  蝶

ここのところ、曇りや雨模様の天気が続いていたが、にわかに青空がひろがる土曜日の朝。我が家近くの天白川堤に植えられた桜が満開だ。昨日、蝶友のブログ「桜と蝶」がヒントになり、カラシナの花を訪れるツマキチョウを手前に入れ、背景に桜を入れるというイメージを頭の中で固め、そんなシーンが撮れそうな場所を探す。そこは、ホームグランドの強みで、1か所だけ最適な場所を思い出した。
ただ、その場所は、花見のシーズンになると必ず宴席としてブルーシートが敷かれてしまう。幸い、時間も早かったせいもあり、誰もいなく、こちらの思惑通りにカラシナの花にツマキチョウが盛んに訪れていた。今回は、背景に桜を入れるために、コンデジに魚眼コンバーターをつけて撮影した。なかなかイメージした位置に蝶が入らなかったが、ノーファインダー撮影だから仕方がないだろう。
遠征をして珍しい蝶を撮影するのも、ひとつの方向には違いないが、身近な蝶をどのように撮るかというのも写真の楽しみ方のひとつかなと思う。
 

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▲天白川に咲くソメイヨシノ

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▲ツマキチョウ

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▲ベニシジミ

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▲キタキチョウ

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by kazenohane | 2015-04-05 10:19 |

椿花譜

「さあ、4月から蝶の写真をいっぱい載せるぞ!」と意気込んではみたものの、蝶の写真は、在庫も含めて材料はまったくない現状だ。しばらく雨模様の天気が続く予報で、撮影もお休みかなと思う。
こんな機会に、蝶に匹敵するテーマの花の写真を賑やかしにアップしてみた。今春、蝶の撮影の合間に春を代表する椿の花を自分なりに撮影した。一口に椿と言っても、いろんな品種があり、これはこれで奥の深い世界が広がっているようだ。


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by kazenohane | 2015-04-03 09:57 |

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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