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木洩れ日を受けて

そろそろ、平地性のゼフィルスを見たくて里山を久しぶりに歩いた。爽やかな初夏の風を受け、新緑の林道は心地よい。白いウツギの花には、いろんな昆虫が訪れ、さながら食卓のようだ。この季節の定番のホシミスジに混じってアサマイチモンジも吸蜜に訪れていた。初夏の眩しい光を画面に取り込めたらと、いろんな角度から撮影を試みた。 林道を歩いている時、目の前を白い小さな蝶が横切った。ルリシジミかとも思ったが、木の葉の上に止まっている蝶を確認したら、何とウラゴマダラシジミだった。しばらくして、下草に降りたので、開翅するのかと期待したが思うようにはならない。さらに、木の葉の上に赤っぽいシジミが止まっているが、目視では何かよく分からない。300㎜の望遠レンズで確認したら、ウラナミアカシジミのようだった。しばらく様子を見ていたら望遠レンズで撮影可能な距離まで降りてきた。ただ、仰角の撮影は、ピントが難しく、とりあえず目にだけは、何とか合わせるようにして、たくさんの枚数を写した。小さなシジミチョウでも300㎜の望遠レンズで対応できることが分かり、今後の見通しがついた。最後に順光ではなく、あえて逆光のサトキマダラヒカゲを撮影してみた。


 
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▲アサマイチモンジ

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▲ホシミスジ

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▲ウラゴマダラシジミ

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▲ウラナミアカシジミ

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▲サトキマダラヒカゲ

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by kazenohane | 2015-05-28 14:51 |

雲  月

北に続いて、南のクモマツマキチョウも撮りたい願望に駆られ、中1日の強行スケジュールで再び出掛けた。裏翅の雲模様と表翅の月形模様をイメージしながら現地を探索する。ミヤマハタザオの生えている場所で様子を見ていると、スジグロシロチョウに混じって、少し小柄でゆるやかな飛び方をする白い蝶を発見。この花に吸蜜するシーンを何度も演出してくれたので、何とか撮影できた。あの憧れのオレンジ色のオスではなかったが、メスでも十分に満足だ。


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by kazenohane | 2015-05-26 21:05 |

魅惑のオレンジ

クモマツマキチョウを追いかけて、今年で3年目になる。高山蝶という孤高のイメージも 、この蝶の人気を高めている一因かも知れないが、何よりも美しいオレンジ色の翅で北アルプスの山々を背景に飛ぶ姿に魅せられるのだろう。わざわざ、遠い所まで会いに行きたいと思わせるだけの魅力のあるクモマツマキチョウを撮影するために、今回も出掛けた。
今回は、前々から考えていた電車とバスで行くプランを実行した。日帰りでも可能だが、初日に撮影できなかった場合に備え、現地近くの町に一泊することにした。初日、現地に到着したが、とんでもない寒さと風で、とても蝶の撮影どころでない事態となってしまった。それでも、現地でお会いした同好の人と寒さをこらえながら、いろんなお話をさせていただきながら、クモマツマキチョウの現われるのを、ひたすら待つ。午後3時まで粘って、重い脚をひきずりながら、引き上げた。
前日の気温7℃から、翌日は17℃まで上がり、風もない蝶日和となった。午前中から7~8人の蝶カメラマンが押し寄せ、この蝶の現われるのを待ち構えているところに、ゆるゆるとメスが現われ、みんなで蝶を囲みながら撮影。しばらくして、オレンジ色のオスもスミレの花に吸蜜に訪れた。2~3回のシャッターチャンスがあったが、なかなか構図まで考える余裕も与えてくれなかった。300㎜の望遠レンズで、美しく背景をぼかす計画だったが、なかなか難しい。また、来年の課題が増えたようだ。

現地でお会いした方々へ、たいへんお世話になりありがとうございました。また、どこかでお会いしたいですね。
 


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by kazenohane | 2015-05-23 20:14 |

花に誘われて

蝶のブログを始めて、今日でちょうど3年を迎えた。皆様からの楽しいコメントをいただていることが励みとなり、ここまで続いているのかなと思う。趣味で写真や文をつくることの楽しさも継続の力となっているようだ。飽きないように、あれもこれもと脱線はあるが、基本の路線は「蝶」だろう?と思う。
さて、今回は、いろんな園芸植物の花を訪れる蝶を特集。今年は、特別ゲストの「ヒメオオの寄り道」の ヒメオオさんも参加して、男だけ4人の楽しいミカドアゲハの撮影会となった。いろんな蝶の話は尽きなくて、どちらかというと会話の合間の撮影という雰囲気だった。少し曇り空で、ミカドアゲハは、あまり姿を現さなかったが、それなりに撮影できたと思う。撮れても撮れなくても、それはそれで楽しい、それが蝶の写真の趣味だろう。


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▲スターチスの花とモンシロチョウ

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▲ダイアンサスの花とナガサキアゲハ

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▲ネギの花とミカドアゲハ

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▲アイリスの花とミカドアゲハ

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▲スイカズラの花とモンキアゲハ


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by kazenohane | 2015-05-18 12:00 |

波江白蝶

4月の八重山では、ナミエシロチョウが、ゆったりとセンダングサの花から花へと舞い、優雅な姿を見せてくれる。白地に黒帯、レモンイエローの裏翅の美しさは、まさに貴婦人を思わせる。
撮影しようと、そろそろと接近した途端、凄いスピードで遥か上空に飛び去ってしまうことも多く、意外と手を焼く蝶のひとつだ。ただ、いったん吸蜜に入れば、撮影はそれほど難しくはないようだ。今回は、竹富島でたっぷり撮影時間を確保していたため、初めてきっちりと、この蝶を撮影した。表翅を少し開いたくらいが、躍動感もあり、ナミエシロチョウの色彩の美しさを表現できるだろう。


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by kazenohane | 2015-05-14 21:19 |

五月の風に乗って

5月の空を悠々と舞うモンキアゲハは、昔から大好きな蝶だった。暗い林の中をすり抜けて、明るい田の畔に咲くノアザミの花を訪れるこの蝶の美しさが今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。最近は、あまり撮影する機会もなかったが、ヒラドツツジの花にくる姿を撮りたくて、知多半島の公園に出掛けた。私の住んでいる天白区でも見られるとは思うが、あまり姿を見たことがない。
ツツジの咲く公園の一角には、このモンキアゲハを始め、ナガサキアゲハやカラスアゲハ、アゲハなどの蝶が乱舞していた。最初は、いろんな蝶にカメラを向けていたが、そのうち、お気に入りのモンキアゲハだけに狙いを絞り込み撮影するが、これが慣れていないせいか、難しくて苦労の連続だ。昔からスピードのあるアゲハの仲間の撮影は、得意ではないが。
ツツジのピンク色は、写真にすると、派手すぎて今ひとつかなと思っていたとき、ヒトツバタゴの白い花にモンキアゲハが吸蜜に訪れていた。白い花の中に黒いモンキアゲハが美しく映え、夢のような光景だった。さらにナガサキアゲハとの吸水競演も撮影でき、久しぶりに至福の時間を過ごすことができた。
シランの花にモンキアゲハのシーンは、後日、天白区の農業センターの花壇で偶然撮影できた。


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by kazenohane | 2015-05-12 09:33 |

立  夏

5月5日は立夏。孫たちの記念写真を撮影する前に、いつもの天白川沿いの緑道を上流に向かって、カメラ散歩に出かける。あれだけ春を謳歌するように舞っていたシロチョウの仲間が、ぱったりと姿を消し、その代わりにアゲハやアオスジアゲハが目につくようになってきた。季節は確実に春から夏に変わりつつあるようだ。
天白川沿いの空き地には、最近、おしゃれな老人施設が開設されている。そんな施設の近くに貸農園があり、野菜を作ったり、花を栽培したりしている。その一角にアメリカナデシコの花が咲き、アゲハが盛んに吸蜜に訪れていた。300㎜の望遠レンズに慣れるには、うってつけの被写体で、中に入らなくても道側の柵から十分に届く距離だった。絞り開放で、出来る限りソフトな写真をイメージして撮影してみた。


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by kazenohane | 2015-05-10 15:53 |

西表島の迷蝶

八重山には、台湾からの迷蝶が数多く定着している。このタイワンキマダラも1973年に初めて西表島で発見されたという。西表島の全域に生息しているのではなく、限られた北部の海岸近くの樹林内で見られているようだ。この蝶の美しいキャラメルカラーの模様に魅せられ、今回で4回目の撮影チャレンジとなる。
この蝶は、意外と敏感で、センダングサの花に来ることもあるが、大抵は高い樹の葉の上に止まり、すぐに移動をするので撮影には結構苦労することが多い。オオカバマダラの食草であるホウライカガミの花に執着している姿を撮影したが、これも、どこにたくさん集まってくるかを観察した成果だろう。もう少し、背景を広く取り、この蝶の魅力を引き出す方法論もあったが、とにかく、これでもかとマクロで寄り、蝶の姿をアップで捉えて見た。


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by kazenohane | 2015-05-08 22:36 |

八重山のまだら蝶たち

石垣島を最初に訪れた8年前の夏。旧石垣空港のタクシー乗り場の脇に咲くセンダングサの白い花にスジグロカバマダラが止まっていた。この蝶が何なのかは、事前に蝶の図鑑で眺めて憧れていただけに、すぐに理解できた。「ああ、これが南国の蝶なんだ」とエキゾチックな模様に、ときめいたことを懐かしく思い出した。
しかし、その後、たびたび訪れるたびにスジグロカバマダラやリュウキュウアサギマダラなどがあまりにも普通にどこでも見られるために、カメラを向けることは無くなってしまった。どうしても見たことのない蝶を優先的に追いかけるようになってきたが、これも自然の流れなんだろう。今回、もう一度、あの8年前の初心に帰り、これらの蝶を少し引いたアングルで撮影してみた。蝶の静止した時間のようなものが表現できたら、いいだろうなと思う。


▼スジグロカバマダラ
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▼リュウキュウアサギマダラ
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▼アサギマダラ
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▼オオゴマダラ
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by kazenohane | 2015-05-05 23:27 |

八重山烏揚羽蝶

八重山の蝶に夢中になった原点の地は、竹富島のアイヤル浜に抜ける通称「蝶の道」と呼ばれている砂利道だ。リゾート施設の建設で、この道を工事用のトラックが往来していたが、完成に伴い、そんな状況は無くなっていた。しばらくぶりに訪れたが、道は多少整備された感はあるが、両側に繁茂するセンダングサの白い花にいろんな蝶が吸蜜に訪れていた。やはり、この植物がないと、蝶は見られないだろう。
八重山諸島でいつも見慣れた蝶に対して、どう撮ったら美しく魅力的な写真になるのか、そんなテーマ意識を掲げて撮影に臨んだ。この道の常連ヤエヤマカラスアゲハも、盛んにセンダングサの花を訪れていたが、裏翅では、この蝶の魅力が見えてこない。かといって、葉影に翅を広げて休んでいる姿では、躍動感がない。翅を開く瞬間を早いシャッター速度の設定で連写した。果たして美しい夜空の星たちを垣間見ることは、できたのだろうか。


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by kazenohane | 2015-05-04 09:55 |

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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