<   2015年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

夏の青空にもくもく湧きあがる白い雲、
そして一面に広がる緑の草原を背景に、
蝶を撮れたらいいのになと妄想していた。
草原の中に咲く、ハルジオンの花に、
コヒョウモンモドキが吸蜜に訪れていた。
望遠レンズで、ひとしきり撮影したが、
飛び去る気配も見せない。
そこで、あの妄想が頭をかすめ、
広角コンデジを取り出し、そろりそろりとカメラを、
最接近させ、いろんな角度からシャッターを切り続ける。
液晶モニターで確認すると、
まさに、妄想した蝶のいる風景が広がっていた。
こんな写真が撮りたいと思っても、
なかなか、そんな場面に出会うことは少ないが、
今回は、イメージした世界を
カメラで描けたようだ。


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by kazenohane | 2015-06-30 16:44 |

夏の日の午後

高原の空は果てしなく広い。
覆われていた厚い雲が風に流され、
またたく間に青空が広がる。
しばらくすると、
また、厚い雲が空一面に白いじゅうたんを敷き詰める。
梅雨時の天気は変わりやすく油断できない。
ススキの草原の中を、
小ぶりなヒョウモンが飛んでいる。
ウコギの木の白い花を盛んに訪れ吸蜜。
この蝶に混じって、やや雰囲気の違う蝶がゆるく舞っていた。
裏翅のステンドグラスの模様でコヒョウモンモドキと分かる。
まだ、これから発生の最盛期を迎えるのだろう。
今回の中で一番自分のイメージに近い写真は、
何といっても、バイカウツギの白い花に吸蜜するスジグロシロチョウだ。
これも、一瞬の出会いの成果に外ならない。


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▲スジグロシロチョウの吸蜜

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▲モンキチョウ

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▲コヒョウモンの開翅

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▲コヒョウモンの吸蜜


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▲コヒョウモンモドキ
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by kazenohane | 2015-06-26 20:58 |

舞  姫

通い慣れた高原も訪れた季節によって、
さまざまな表情を見せてくれる。
まだ、ヒョウモンチョウの仲間は、少し早いようだ。
今まで見たことのないウスバシロチョウが、
ワスレナグサの花に止まっているシーンも爽やかだ。
いつもは7月に入ってから訪れるせいか、
ヒメシジミの翅がやや痛んでいる印象が強い。
6月下旬なら、ヒメシジミのピークかも知れない。
やはり、高原の至るところで大乱舞が繰り広げられていた。
特にナワシロイチゴの花には、
たくさんのヒメシジミが吸蜜に訪れ、
まるで美しいヒメシジミのブーケのようだ。


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▲ワスレナグサをあなたに

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▲画面に何頭入るかな?

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▲青衣の競演

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▲ヒメの花咲くブーケはいかが

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▲可愛い娘は来ないかな?

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▲逞しい♀とひ弱な♂

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▲群れるのが嫌いなんだ

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▲アヤメより私のほうが綺麗

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by kazenohane | 2015-06-23 09:42 |

時は流れて

黄緑色の木の葉が緑色に変わり、
里山の風景が少し濃くなってきた。
ゼフィルスの仲間も、この季節になると、
美しい翅に痛みが目立ち、
静かに葉の上で佇んでいる姿を多く見かける。
夏型のベニシジミも現われ、
活発に林道を飛び回っていた。
ムラサキシジミは、やっと新生蝶に変わり、
いたるところで美しい青紫色の翅を開いていた。
小さなツバメシジミも草地のシロツメクサの花を訪れ、
目を楽しませてくれる。
里山の蝶たちも季節の移り変わりによって、
脈々と次代に生を受け継いでいるのだろう。


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▲アカシジミ

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▲ウラナミアカシジミ

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▲ベニシジミ

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▲ツバメシジミ

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▲ムラサキシジミ


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▲ルリシジミ
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by kazenohane | 2015-06-18 07:40 |

梅雨の晴れ間に

梅雨時の天気は気難しい。
晴れているのかと思うと、たちまち雲に覆われ、
さっと風景が暗くなる。
一休みしてパンをかじりながら周りを見ていると、
ヒメウラナミジャノメのような蝶が、
ひらひらと目の前を横切った。
しかし、どうも蝶が新鮮で少し黒っぽい感じがしたので、
追いかけて、下草の上に止まったところを確認すると、
何とウラナミジャノメだった。
少し様子を見ていると、その後、クリの花を訪れ吸蜜を始めた。
すぐ隣の葉には、少し痛んだアカシジミが動く気配もなく、
止まっていたが、もっぱら興味の対象は目玉蝶の方だ。
まさか、こんな場所で出会えるとは思っていなかっただけに嬉しい。


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▲ヒメウラナミジャノメ


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by kazenohane | 2015-06-14 22:01 |

鷺たちのコロニー

久しぶりに愛知県南知多町の日間賀島に渡った。特に何かを撮る目的もなく、この島をぶらりと歩いてみたかった。何度となく訪れているせいか、どんな細い生活道路も迷うことなく歩くことができる。観光と漁業の島らしく、島のいたるところに漁港があり民宿も多い。海沿いの外周道路を歩いていると、崖地に鷺の集団が木の枝に止まっている。300㎜望遠レンズのテストも兼ねて、何枚かシャッターを押した中にピントの合った画像もあった。青空を背景に雄大に飛ぶ鷺をイメージしていたが、残念ながら薄曇りで空が白飛びしてしまった。鳥は、生半可で撮影できるほど、簡単ではないようだ。


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▲ゴイサギ

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▲アオサギ

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by kazenohane | 2015-06-12 22:48 |

爽  夏

ヒメヒカゲの生息する何度も通い慣れた里山を今年も訪れた。ブログで発生を確認しているものの、やはり自分の目で確かめたい。一歩、踏み込むと、この蝶がひらひらと飛びだした。あちらにも、こちらにも、飛んでいる姿を追いかけながら、今年も無事発生したようで一安心。初夏の風は心地よいが、蝶の止まる草が揺れ、撮影には苦労させられる。少し蝶に接近すると、すぐに飛び立ち、すぐ近くの草や木の葉に止まる、そんな繰り返しをしながら、山の斜面を登り降りするのは結構足腰に堪える。さらに、この山には、チクチク肌を刺すトゲのある植物が多く、いつも腕や足が傷だらけになる。そこまでして、自分のイメージに合うシーンを求めて、撮影したくなる、この蝶の魅力は何だろうといつも思う。今回は、望遠と広角の全くイメージの違う世界で、この蝶の魅力をどう引き出すのか、そのあたりの課題を頭に入れ、ひたすら追いかけて、そんなシーンに出会うまで何度も何度も撮影を繰り返した。運とかツキには、頼らず根気の勝負かなと思う。


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by kazenohane | 2015-06-07 19:10 |

緑の夏野

下草の上で金緑色の翅を開いて止まっているミドリシジミの光景が強く印象に残っている。まるで宝石を夏の野原に散りばめたようだった。そんな、シーンをもう一度見たくて、ミドリシジミの生息地を早朝に間に合うように訪れた。少し朝陽が射してくると、翅を一斉に開き、あの夢のようなドラマの再現を目の当たりにした。光の加減で翅の輝きが違い、いろんな方向に回り込みながら、慎重にシャッターを押し続けた。これだけの至近距離で、いろんな構図を考えながら、じっくり撮影できるミドリシジミの生息地は、そんなにはないだろう。夢中になると時の流れが早く、あっと言う間に3時間が過ぎてしまった。いつまでも、美しい蝶の乱舞が見られる地であって欲しいと願っている。


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by kazenohane | 2015-06-05 09:55 |

蝶の公園

関東遠征のもうひとつの目的は、まだ見たことのないアカボシゴマダラの撮影だ。ブログの画像では、ときどき拝見しているが、やはり実物をこの目で確認しないと、この蝶のイメージがつかめない。この蝶もダンダラさんにお願いして、埼玉県の公園に案内していただいた。見られるかどうかは五分五分という話だったが、公園の樹液の出ている木に止まっていた。この木には、ヒオドシチョウやサトキマダラヒカゲ、ウラナミアカシジミなども訪れ、蝶のたまり場になっているようだ。あっけなく、目的のアカボシゴマダラを撮影したあとは、平地性のゼフィルスのウラナミアカシジミやアカシジミ、ミズイロオナガシジミなどの蝶を探すが、地元の愛知県では考えられないくらい数が多い。ご一緒したノゾピーさんの話では、この公園内だけでも1種で100頭は下らない数だろうという。まったく同感で、そんなに探さなくても、普通に見つかる数だ。これだけいると、かえって撮影が安易になり、ボケた写真が多くなりがちで、気を引き締めたい。それでも、是が非でも撮りたいという緊迫感がなくなり、案の定、家に帰って確認すると、間の抜けた写真が多いような気がする。こんな素敵な公園が、自宅の近くにあったらいいのにと思う。


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▲アカボシゴマダラ

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▲アカシジミ

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▲ミズイロオナガシジミ

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▲ウラナミアカシジミ
 
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by kazenohane | 2015-06-03 19:29 |

樹間のできごと

見たことのない蝶に対する好奇心に任せて、東京まで遠征してしまった。三か月前に、いつも撮影地のごあんないでお世話になっている小畦川日記のダンダラさんからフジミドリシジミの撮影のお誘いを受けており、よく分からないままに朝一番の新幹線に飛び乗って上京した。あの大都会「東京」にブナ林に生息する蝶がいるというイメージが湧かない。 現地に着いた途端、撮影していた人が「あそこの葉の下あたり」と説明してくれたが、あそこという位置の目印がなく、全く蝶の存在が見えない。それでも、何とか見つけ出し撮影してみたが、ぼんやりしたグレーの点にしか見えない。そのうち、撮影者が固まっている一角に、割り込ませてもらい、葉の先を見ると3頭のフジミドリシジミが接近していた。しかも、300㎜に1.4のテレコンを付ければ、何とか写る距離だった。カメラを構えている10人近くの大人が集まって撮影している様子は、観光客から見たら奇異に感じるのではないだろうか。そんなことを気にしていたら撮影は出来ず、背中に冷たい視線を感じながらシャッターを何百回と切った。そのうちカメラマンのひとりが「交尾!交尾!」と蝶に向かって話かけていた。○○○○○劇場のかぶりつきを思い出し、ひとりでこっそり笑ってしまった。さすがに交尾はしてくれなかったが、思わせぶりに接近した珍しいシーンが撮影でき、たいへん楽しいひとときだった。ご一緒した奈良のノゾピーさんにも、大変お世話になりました。


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▲フジミドリシジミ♂

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▲フジミドリシジミ♀

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▲フジミドリシジミ♂と♀

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フジミドリシジミ♀と♀

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by kazenohane | 2015-06-01 18:54 |

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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