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里山の蝶たち

 5月は、家の引っ越しの雑用に追われ、ほとんど蝶の撮影に出られなかった。特に下旬からは、片付け作業が本格的に始まり、36年間も生活すると、こんなに「モノ」が増えるのかと驚くばかりだ。腰や肩がズキズキと痛む、ハードワークがたたり、さすがにダウンしてしまったが、それでも3日もすれば、少し元気を取り戻し、蝶が恋しくなってくるから不思議だ。
 近くの里山にウラゴマダラシジミとアカシジミの発生が気になり、合い間を見て出掛けた。いつもは、クリの木の葉で見かけることの多いアカシジミが、早い午前の時間だったせいか下草の葉の上でじっとしていた。それも、あちらにも、こちらにもと、ざっと見ただけで4~5頭のアカシジミを確認した。それも羽化したばかりの個体が多いようだ。ウラゴマダラシジミやミズイロオナガシジミも、いないか探してみたが、まだ季節的に早いのか、見つけることができなかった。それでも、今年初めての出会いとなるゼフィルスのアカシジミが撮影でき、とても良い気分転換ができた。他には、ホシミスジやサトキマダラヒカゲなどの蝶も見かけた。


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▲アカシジミ

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▲ホシミスジ

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▲サトキマダラヒカゲ
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by kazenohane | 2016-05-29 19:21 |

亀崎まち歩き 11

 古い佇まいを残している亀崎の町も、10年前に訪れたときと比べ、ずいぶんと変貌しているように感じた。とても個人的に気に入っていた古い家屋が立ち並ぶ、狭い路地も、時代とともに新しいモダンな家の町に変わっていた。たぶん、住む人が若い世代になり、住みやすい家に建て替えたのだろう。それでも、ところどころに残る古い建物は、この町が古くから栄えていた面影を伝えてくれる。
 亀崎には、どこか尾道の風景に似た坂道がある。急こう配の坂道を登りきったあたりから後ろを振り返ると、海が広がっている。坂のすぐ横の家に住むおばあさんとあいさつがてら飼い猫の話をしていると、家に戻って缶コーヒーをプレゼントしてくれた。坂道を登ったためか、喉が渇いていたので、とても美味しかった。そんな暖かい人情こそ亀崎の本当の魅力かも知れないなと思った。
 余談になるが、この亀崎の町を代表する「潮干祭」は、勇壮な山車をたくさんの人で海の中に曳き回す伝統行事だ。愛知の山車祭りが、ユネスコの世界遺産に登録される日も近いだろう。来年の祭の日まで、あと何日と表記された看板を見ていると、この祭りは町の人にとって生活の一部なんだろうなと思う。


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by kazenohane | 2016-05-18 10:34 | 風景

みかんの花の咲く頃

 みかんの花を見かけると最近は、この花を訪れるミカドアゲハが気にかかる。ちょこちょこと移動する、この蝶は、どちらかというと苦手な蝶のひとつだった。昨年までどうしてもAFが使えず、MFで撮影していたが、ピントが微妙に外れ、悔しい思いをしていた。そこで今年から蝶でも新カメラ導入を機に、AFだけで撮影しているが、ピントはスムーズでストレスがない。あとは、構図と背景と露出補正に神経を集中することができる。
 さて、現地に到着すると、すでに4人のカメラマンがこの蝶を待ちかまえていたが、まだミカドアゲハは、みかんの花を訪れていないという。しかし、その後、蝶は数回訪れたがすぐに飛び立ってしまった。2時間ほど待ったがチャンスはなく、モチベーションも切れかかった頃、ミカドアゲハが訪れ、何度も何度も吸蜜してくれたおかげで、いろんな場面が撮影できた。毎年、無事発生しているようで、来年も撮影できたらいいなと思う。


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by kazenohane | 2016-05-13 22:42 | アゲハチョウ

初  夏

 初夏5月は、アゲハチョウの仲間が躍動する季節だ。今年も5月の連休の頃、ウスバシロチョウの生息する愛知県の奥三河の里山に出掛けた。農家の点在する集落の空き地では、ハルジオンの花が一面に咲いていた。こんな場所に、ウスバシロチョウが飛んでいるだろうと思い、しばらく空き地を探してみたら、この花にじっと止まっている姿を見つけた。昨年と比較すると、ずいぶん数が少なく感じたが、これは年によって発生時期も発生数も違うのだろう。ここでは、あまりにも蝶の数が少なく、次のポイントに移動することにした。
 次のポイントでは、昨年と同じようにウスバシロチョウが群れていた。初めから、この場所にすれば良かったと思うが、ひょっとして何か新しい発見があるかも知れないという期待感もあった。さて、このたくさんのウスバシロチョウをどう撮影したらよいのか、迷うところだ。翅を閉じた姿よりも開いた姿の方が、この蝶の魅力をより表現できるような気がして、そんな蝶を探してみたが意外と見つからない。できることなら、順光ではなく逆光で撮ると翅が透けて美しい。さらに、この状態で飛んでくれたら、飛翔も撮影できるかなと思い待ち構えるが、それがなかなか難しい。それではということで作戦を変え、止まっている蝶に向かって飛んでくる蝶を狙うことにしたが、なかなか思うような位置に入らなかったり、翅の破損の激しい蝶だったり、自分がイメージしたような写真にはならなかったが、また来年の課題ということにしたい。


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▲ウスバシロチョウ

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by kazenohane | 2016-05-09 13:46 | アゲハチョウ

西表島の蝶

 西表島は何度も出掛けているが、たびたび雨に見舞われている。今回もたぶん雨降りの中で撮影することになるだろうなと想像していたが、昨日の石垣島と同様に晴れてくれた。ただし、撮影が終わった後の3時過ぎから、スコールのような激しい雨が降ってきた。ガイドさんの話では、西表島は島全体が山のため、地形的に雨雲が発生しやすいという。
 西表島でも撮影場所を大富林道だけに絞り、時間をたっぷりかけ蝶だけでなく、植物や小動物なども目を向けることができた。いつも、目的の蝶を決めて、重点的に探索するが今回は、特に決めていなかった。それでも、いちどはリュウキュウウラボシシジミを見たいと心のどこかにあったが、時期的に難しいと聞いていたから無理だろうなと思っていた。ガイドさんが「リュウキュウウラボシ!」と指さす方向にちらちらと小さな蝶が飛んでいた。葉に止まったところを望遠で何枚も撮影したが、残念ながら翅の一部が破損していた。それでも、四度目にして初めて対面した憧れの蝶だけに、とても嬉しかった。林道の湿った場所で蝶たちが集団吸水していないか、とても楽しみだったが、ミカドアゲハとアオスジアゲハ、ヤエヤマカラスアゲハが1頭づつ吸水していただけだった。ミカドアゲハの集団吸水を八重山で見ることができたらと密かに願っているが、今だに実現していない。一昨年、この林道でイリオモテヤマネコ?が横切るのを一瞬目撃しているので、そんな期待もあるが、そんなこんなと、また再訪する理由はいくつでもあるようだ。

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▲ツマベニチョウ

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▲シロオビヒカゲ♂

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▲シロオビヒカゲ♀

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▲ヤエヤマカラスアゲハ

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▲リュウキュウウラボシシジミ

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▲ミカドアゲハ・アオスジアゲハ

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▲ヒメアサギマダラ

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▲リュウキュウアサギマダラ
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by kazenohane | 2016-05-04 09:39 |

石垣島の蝶

 蝶の撮影に八重山諸島に出掛けるとき、一番気をもむことは、天気だろう。今回も期間中、すべてに傘マークがついていたから、雨の中の撮影を覚悟していた。3か月前に飛行機のチケットを買っている関係で、スケジュールの変更は不可能だ。過去には、期間中すべて雨模様だったこともあり、嫌な予感もあった。しかし、当日の天気は低気圧が沖縄本島の方に移動したため、朝から晴れの天気に変わった。この後の3日間も幸いにも、天気が良い方にはずれてくれたおかげで、順調に撮影ができた。「女心と八重山の天気は変わりやすい」そんなことを、ふと考えてしまった。
 さて、今回の遠征から撮影する場所を一か所に絞り、じっくり撮影することにした。亜熱帯の炎天下で長い時間、撮影をすることは、ことのほか厳しいものがあった。しかし、時間がたっぷりあると、蝶の撮影も、今までとは違う視点で、いろんな方法を試せる利点もある。撮影地に入って、いきなりリュウキュウムラサキが現われ、初めて見る美しいグラデーションの模様に魅せられた。八重山には、こんな亜熱帯の雰囲気を漂わせた美しい未知の蝶がいるせいで何度も出掛けたくなるのだろう。


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▲イシガケチョウ

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▲リュウキュウムラサキ

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▲リュウキュウムラサキ(裏翅)

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▲タテハモドキ

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▲タテハモドキ(裏翅)

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▲アオタテハモドキ♂

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▲アオタテハモドキ♀
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by kazenohane | 2016-05-01 18:42 |

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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