<   2016年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

追いかけて

 梅雨の晴れ間を探して、信州の高原に今日も出掛けた。同じ場所でも季節の移り変わりによって、発生する蝶が違い、そのあたりが飽きずに蝶の撮影を続けるモチベーションになっているのだろう。定点観測のような楽しみがあり、春から秋まで通い、じっくり撮影に取り組んでも構わないと思っている。
 毎年、同じような蝶を撮影しているが、何を撮るかではなく、どう撮ったらいいのかというテーマで取り組めば、さらに深化した写真になるのではと単純に思いこんでいるが、どうだろうか。コヒョウモンモドキも、今回で5年目を迎える。そんなに数のいる蝶ではないので、裏翅と表翅を綺麗に撮影できれば、それで十分に満足できた。今回は、少し違う趣向の写真が撮れたらと思い、花を吸蜜しているか、葉の上に止まっている蝶を探し、そこに絡んでくる別の蝶を待って撮影するという方法論を繰り返し試してみた。なかなか思う位置にこなかったり、ピントが外れていたり、イメージしていた絵とは程遠く、悪戦苦闘すること3時間、やっと、待った甲斐のある写真が撮影できた。もちろん、秒10コマ撮影できるカメラあればの成果だと思う。

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▲なぜかコヒョウモンモドキに続いてウラギンヒョウモンも・・・・



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by kazenohane | 2016-06-28 21:38 | タテハチョウ

銀色のストライプ

 今回一番の収穫は、何と言ってもこのギンイチモンジセセリが数多く生息していることを発見したことだろう。同行のメンバーのひとりが「ギンイチモンジセセリがいる!」と教えてくれた。それも、1頭や2頭ではなく、かなりの数が飛んでいた。昨年、この場所で6月末に翅の痛んだ個体を1頭だけ撮影していたが、まさかこんなに生息しているとは予想外だった。一週間早く訪れたために、この蝶が見られたようだ。ただ、ピークは6月上旬で、もう一週間早く訪れると新鮮な個体が見られそうだ。
 この蝶は、三河の平地では4月下旬あたりから発生する蝶で、かなり敏捷に飛び回るため、撮影には結構苦労させられる。来年からは、のんびりこの蝶だけを目的に、この高原を訪れるのも悪くないと思う。できれば、いろんな花を訪れる姿を撮影できたらと早くも妄想が頭の中を駆け巡る。

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▲高原の至るところで咲いていたヤマオダマキの花

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▲ギンイチモンジセセリ

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▲アヤメの花を訪れるヒメキマダラセセリ


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by kazenohane | 2016-06-23 18:30 | セセリチョウ

ヒョウモンたちの夏

 この時期は、まだヒョウモン類の発生は早いのではと考えていたが、見事にそんな憶測は外れ、コヒョウモンやウラギンヒョウモンが気持ちよさそうに飛んでいた。まだ羽化したばかりのコヒョウモンが弱々しくヨモギの葉にじっと止まり、旅立ちを待っているかのようだ。風に揺れるヨモギに必死にしがみついている姿がとても健気に見える。そんな姿を何とか写真に写し止めたいと思い、何枚もシャッターを切り続けた。コヒョウモンの裏翅の模様をファインダーで眺め、改めてその美しさに魅せられた。
 高原の初夏は、白い樹木の花がよく目立っている。そんな中で存在感のあるカンボクの白い花には、オレンジ色のヒョウモンが訪れていた。少し崖を降りて、その蝶を確認したらコヒョウモンとウラギンヒョウモンで、白い雪の上のような花のステージで戯れる姿が、とても印象的だった。
 今回、コヒョウモンモドキの発生を確認しようと、ずいぶん探しまわったが、なかなか見つからなかった。帰り道で、ゆるゆると飛ぶ小柄なヒョウモンを発見、これは絶対にコヒョウモンモドキに違いないと思い、久しぶりに脚の怪我のことも忘れ追跡して、やっと仕留めることができた。何年も見ていると、遠くに飛んでいてもだいたいどんな蝶か察しは付くようだ。次回、訪れたときに、この蝶のいろんなシーンを思う存分に撮影してみたい。


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▲コヒョウモン

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▲ウラギンヒョウモン

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▲コヒョウモンモドキ
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by kazenohane | 2016-06-19 19:08 | タテハチョウ

姫七変化

 もう30年も通い慣れた高原の集落に、今年も訪れることができた。昨年よりも一週間早く、果たしてお目当てのヒメシジミが見られるのか、少し不安だったが、あちこちの花を訪れていた。あまりの数の多さのためか、いつもは少しだけ撮影して他の蝶を追いかけていたが、今年は、じっくりとヒメシジミを中心に、いろんなシーンを狙ってみた。むしろ、数が多ければ、それだけ変化のあるシーンが撮影できるような気がする。
 ヒメシジミは、シロツメクサの花が好きなのか、この花で群れている姿をよく見かけた。ただ、アカツメクサも咲いていたが、こちらの方には、不思議なことにほとんど訪れることがないようだ。昨年、蝶のブーケのように集団で吸蜜していたナワシロイチゴの花には、まだ早いのか、集まっていなかった。今回、ぜひ撮影したいなと思っていたルビナスの花を訪れるシーンは、時間をかけて待つことで何とか実現した。この花のように集落には、さまざまな園芸植物が植えられ、そんな花を訪れるシーンも大きな楽しみだ。
 大きく広がった高原の大空には、分厚い雲が流れ、ときどき青空が顔をのぞかせてくれる。ときおり、高原特有の涼しい風が吹き抜け、ああ、ここは高原なんだと実感させてくれる。これから、しばらくの間は、この高原に通い続けることになるだろう。


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by kazenohane | 2016-06-17 09:50 | シジミチョウ

魅惑のキャラメルカラー

 好きな蝶をひとつ挙げろと言われたら、何の迷いもなく、この「ヒメヒカゲ」を選ぶだろう。決して派手な美しさはないが、渋い黄土色に目玉模様が配されたデザインに、ここ数年間魅せられ続けている。黄土色という表現よりも、私の独断ではあるがキャラメルカラーと言った方がよりふさわしいような気がする。
 2012年から、毎年この季節になると、この蝶の撮影に必ず出掛けている。今年は、怪我の影響で無理かなと思っていたが、いつも一緒に出掛けている友人を誘い、この蝶の生息地に行くことが出来た。いつもは、蝶を追いかけまわしていたが、今回は場所を決め、そこに飛んできたヒメヒカゲだけを撮影する作戦にした。脚の怪我のこともあり、こじらせては大変なことになると思い、できるだけ脚に負荷をかけたくなかった。
 昨年はTG-2に魚眼コンバーターを付けて、風景の中の蝶の姿を捉えることに主眼を置いて撮影したが、今回は望遠にテレコンバーターを付けて、美しくぼけた背景の中に蝶をいかに浮かび上がらせるのか、そんなテーマを決め臨んでみた。近くにオカトラノオの白い花が咲いていたので、指の上に乗せた蝶を、そっと花に移して撮影してみたが、この場所が気に入ったのか、逃げる気配もなかった。やらせではあるが、生態写真を目指しているわけでもなく、より美しい写真が撮影できれば、これはこれでいいのかなと思う。


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▲湿地に咲くカキランの花


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by kazenohane | 2016-06-11 20:07 | ジャノメチョウ

遠  望

 引っ越しで脚を痛めてしまったせいで、しばらくは蝶を撮影に出かけられない日々が続いている。やっと、今日、地下鉄と名鉄を乗り継いで一宮の中日文化センターまで仕事で歩くテストも兼ねて出掛けてみた。多少の違和感があるものの普通に歩く分には、何の支障もないようだ。
明日、外科病院でOKが出れば、またいそいそと蝶の撮影に行くことになるだろうと思う。
 いつもは、ぼんやりかすんでいる都会の風景も雨上がりは、遠くまではっきり見渡せると思い、新居のマンションの屋上から名古屋駅方面の高層ビル群を撮影してみた。ISO400の設定でカメラを三脚に固定してF8まで絞り、低速シャッターで何枚も撮影してみた。40-150㎜のズームレンズにテレコンを付けたシステムは、蝶の撮影と同じだ。やはり2秒という露光では、微妙にぶれ、もっと精度の高い三脚が欲しいところだが、夜景撮影は、おまけのような意味合いがあるので、この程度で妥協した。それにしても、新居の屋上から眺める名古屋都心の夜景もなかなかなものだ。


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by kazenohane | 2016-06-05 21:41 | 風景

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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