タグ:キタキチョウ ( 6 ) タグの人気記事

光の中へ

 どんよりした厚い雲に覆われた夏の高原。いつ降り出してもおかしくない不安定な空を見上げながら、いつもの草原の道を歩く。2週間ぶりに見る高原では、どこも白いヒメジョオンの花が咲き乱れ、ところどころにクガイソウやノアザミの花も見られる。特にクガイソウの長い穂状の花には、やや劣化した翅のコヒョウモンモドキが集まっていた。さらに、ヒメシジミやスジグロシロチョウなどの蝶も、ひっきりなしにやってくる。ノアザミの花は、セセリの仲間が多く訪れ、とくに目についたコキマダラセセリは羽化したてなのか新鮮で美しい。ウラギンヒョウモンやコヒョウモンも、まだまだ元気に飛んでいた。同じ場所に何度も通うと、蝶を含めた季節の移ろいを実感することができる。
 ときおり、厚い雲の間から青空を覗かせ、夏の陽の光が草原に降り注ぐと、蝶たちがいっせいに現れ、草原の花に美しい彩りを添えてくれる。そして、また空は一面の雲に覆われ、雨粒が落ちてきた。それにつれて暑くなった気温が、どんどん下がり始めた。蝶たちも、いつの間にか視界から消えてしまった。そんな、ひとときの明るい光の中で、蝶たちの儚げな姿を捉えることはできたのだろうか。


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▲オオバギボウシ

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▲スジボソヤマキチョウ

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▲ミドリヒョウモン

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▲コキマダラセセリ

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▲キタキチョウ

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▲コヒョウモンモドキ

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▲ウラギンヒョウモン

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▲コヒョウモン


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by kazenohane | 2016-07-16 18:59 |

テレビ塔の見える公園

なかなか、雑用が多く蝶の撮影に出掛けるのが難しい。今日も知人の個展や画材の買い物で、名古屋の栄に行かなくてはならない。この用件が終われば、時間が空くので、どうしようかと考えていたところ、名古屋のテレビ塔を背景に蝶を撮影するアイデアを思いつき、いつもの広角カメラをバックに忍ばせた。美しい青空に白い雲、そしてテレビ塔と蝶で構成された写真のイメージをあらかじめ思い浮かべ、テレビ塔のあるセントラルパークで蝶を探すが、なかなか見つからない。それでもテレビ塔を正面に望む花壇にハーブの花が咲き、キタキチョウ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、アオスジアゲハ、イチモンジセセリなど、身近な蝶たちが吸蜜に訪れていた。都市景観と蝶を広角で捉えてみたいと前々から思っていただけに、今回の撮影は、その第一歩かなと思う。

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▲ヤマトシジミ

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▲キタキチョウ

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▲ウラナミシジミ

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by kazenohane | 2015-10-13 18:27 |

桜  蝶

ここのところ、曇りや雨模様の天気が続いていたが、にわかに青空がひろがる土曜日の朝。我が家近くの天白川堤に植えられた桜が満開だ。昨日、蝶友のブログ「桜と蝶」がヒントになり、カラシナの花を訪れるツマキチョウを手前に入れ、背景に桜を入れるというイメージを頭の中で固め、そんなシーンが撮れそうな場所を探す。そこは、ホームグランドの強みで、1か所だけ最適な場所を思い出した。
ただ、その場所は、花見のシーズンになると必ず宴席としてブルーシートが敷かれてしまう。幸い、時間も早かったせいもあり、誰もいなく、こちらの思惑通りにカラシナの花にツマキチョウが盛んに訪れていた。今回は、背景に桜を入れるために、コンデジに魚眼コンバーターをつけて撮影した。なかなかイメージした位置に蝶が入らなかったが、ノーファインダー撮影だから仕方がないだろう。
遠征をして珍しい蝶を撮影するのも、ひとつの方向には違いないが、身近な蝶をどのように撮るかというのも写真の楽しみ方のひとつかなと思う。
 

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▲天白川に咲くソメイヨシノ

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▲ツマキチョウ

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▲ベニシジミ

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▲キタキチョウ

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by kazenohane | 2015-04-05 10:19 |

初 蝶 

少し寒い曇り空の午前の天気とは、うって変わり青空の広がった午後からは、気温も14℃に上がり、初蝶が見られそうな予感がした。新カメラで初蝶をぜひ撮ってみたいと思い、いそいそと、いつもの天白川に沿った堤防の緑道を歩くが、蝶らしい姿は全く見られなかった。
やはり、3月になってからでないと無理かも知れないと思い始めた頃、咲き始めたヒメオドリコソウの花に黄色の蝶が訪れていた。いつものくせで、レンズのリングを回して、手動でピントをあわせようとして、あっ、そうだオートフォーカスだったと思い直し、構図を瞬時に決め、シャッターを押した。蝶の目玉にも、くっきりピントがきているようだ。あとで確認したら、ピンボケ写真は、たった1枚だけで、ほとんどの写真がシャープだった。
これから、だんだん暖かくなるにつれ、いろんな蝶が現れるだろう。蝶好きにとって、春を待ち焦がれることは、蝶と出会う期待感に違いない。初蝶の撮影は、今シーズンの始まりを告げる特別な儀式かもしれない。


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by kazenohane | 2015-02-25 16:34 |

キタキチョウ(2)  168

 蝶の集団吸水の場面に、時々出会うことがある。たいていの場合、撮影しようと接近すると、あっと言う間に蝶たちは、散り散りに飛び立ってしまうことが多い。諦めて、この場を離れると、いつの間にか蝶たちは、集まってくる。今度は、風向きを考えて、逆方向から近づくものの結果は、同じだった。
 そこで人の気配を消す作戦は、中止して、蝶友が何とスポーツドリンクを地面に降り掛けた。しばらく眺めていたところ、キタキチョウが、前よりもたくさん集まり始めた。ただ、このドリンク効果が効いたのかは定かではないが、接近しても、それほど一気に飛び去ることは、なくなったようだ。秋とはいっても、まだまだ厳しい残暑が続き、人も蝶も水なくしては生きていけないだろう。(2013年9月7日・名古屋市)


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by kazenohane | 2013-09-11 10:17 | シロチョウ

キタキチョウ  070

どこにでもいるキタキチョウ
それだけポピュラーの蝶も
写真で表現するのは
大変難しい
黄色の翅には
模様らしい模様もなく
アクセントらしいものがない
今までに数多くの写真を
撮ってきたが
これはという作品にはならない
これからの方向性を示唆する
2013年のファイナル作品として
このキタキチョウを
登場させた
2013年11月9日 静岡県浜松市

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by kazenohane | 2012-11-27 21:38 | シロチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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