タグ:ヒメシジミ ( 10 ) タグの人気記事

姫七変化

 もう30年も通い慣れた高原の集落に、今年も訪れることができた。昨年よりも一週間早く、果たしてお目当てのヒメシジミが見られるのか、少し不安だったが、あちこちの花を訪れていた。あまりの数の多さのためか、いつもは少しだけ撮影して他の蝶を追いかけていたが、今年は、じっくりとヒメシジミを中心に、いろんなシーンを狙ってみた。むしろ、数が多ければ、それだけ変化のあるシーンが撮影できるような気がする。
 ヒメシジミは、シロツメクサの花が好きなのか、この花で群れている姿をよく見かけた。ただ、アカツメクサも咲いていたが、こちらの方には、不思議なことにほとんど訪れることがないようだ。昨年、蝶のブーケのように集団で吸蜜していたナワシロイチゴの花には、まだ早いのか、集まっていなかった。今回、ぜひ撮影したいなと思っていたルビナスの花を訪れるシーンは、時間をかけて待つことで何とか実現した。この花のように集落には、さまざまな園芸植物が植えられ、そんな花を訪れるシーンも大きな楽しみだ。
 大きく広がった高原の大空には、分厚い雲が流れ、ときどき青空が顔をのぞかせてくれる。ときおり、高原特有の涼しい風が吹き抜け、ああ、ここは高原なんだと実感させてくれる。これから、しばらくの間は、この高原に通い続けることになるだろう。


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by kazenohane | 2016-06-17 09:50 | シジミチョウ

高嶺の蝶

しばらく、高原でミヤマシロチョウを追いかけていたが、
次の目的の蝶のミヤマモンキチョウの姿がまだ見られない。
山の上に行けば、確実に見られるという話を聞いたことがある。
また、来年という選択肢もあったが、
登山をして、この蝶を撮影することになり、
総勢4人の撮影隊は登山道を進む。
樹林帯の林道は傾斜もなく、健脚という思い込みだけで、
どんどん進むが、最後の登りがきつく、脚が前に進まない。
尾根筋の頂上付近の高山植物の咲くお花畑に、
ミヤマモンキチョウが吸蜜を繰り返しながら、
花から花へと移動している。
なかなか思うような場所に来てくれず、
しばらく待って、なんとか撮影できたが、
イメージした写真とは、程遠いようだ。
帰りの登山道で砂利に足をとられて尻もちをついてしまった。
いつまでも気持ちだけは若いつもりだが。
青春の残り火は、いつまで燃やすことができるのだろうか。


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▲ミヤマモンキチョウ

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▲ヒメシジミ

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▲山頂付近からの眺望

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▲登山道で見かけたヒメキマダラヒカゲ

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▲指の上で遊ぶフタスジチョウ


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▲ゴイシシジミ
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by kazenohane | 2015-07-25 15:55 |

夏色十色

夏の高原の蝶は、コヒョウモンモドキだけではない。
やや盛りを過ぎたヒメシジミも、
相変わらず、いろんな花を訪れ、
高原に色どりを添えているようだ。
コヒョウモンも小柄な姿で草原を飛び回っている。
銀色の斑紋の美しいウラギンヒョウモンは、
咲き始めたノアザミの花でいつまでも吸蜜。
そこへ、ヒメキマダラセセリも訪れるが、
すぐに遠くに飛んでいってしまった。
キタキチョウは紫色のウツボグサの花が
お気に入りなのか、離れようとしない。
ピンク色のシモツケの花の周りを、
ひらひらと飛び回るフタスジチョウも、
この高原のおなじみさんだ。
盛りの頃の勢いはないが、
ギンイチモンジセセリも
ススキの葉の上で静かに止まっている。
蝶たちの饗宴は、いつまでも高原で続いている。


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▲ヒメシジミ

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▲ウラギンヒョウモン

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▲ギンイチモンジセセリ



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by kazenohane | 2015-07-03 22:31 |

舞  姫

通い慣れた高原も訪れた季節によって、
さまざまな表情を見せてくれる。
まだ、ヒョウモンチョウの仲間は、少し早いようだ。
今まで見たことのないウスバシロチョウが、
ワスレナグサの花に止まっているシーンも爽やかだ。
いつもは7月に入ってから訪れるせいか、
ヒメシジミの翅がやや痛んでいる印象が強い。
6月下旬なら、ヒメシジミのピークかも知れない。
やはり、高原の至るところで大乱舞が繰り広げられていた。
特にナワシロイチゴの花には、
たくさんのヒメシジミが吸蜜に訪れ、
まるで美しいヒメシジミのブーケのようだ。


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▲ワスレナグサをあなたに

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▲画面に何頭入るかな?

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▲青衣の競演

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▲ヒメの花咲くブーケはいかが

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▲可愛い娘は来ないかな?

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▲逞しい♀とひ弱な♂

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▲群れるのが嫌いなんだ

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▲アヤメより私のほうが綺麗

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by kazenohane | 2015-06-23 09:42 |

ヒメシジミ(6)  267

うっかりして失敗することが最近多いような気がする。夜行バスの中でカメラリュックを枕に仮眠しているとき、リュックのサイドのネットに差し込んでいたスポーツ飲料が何かのはずみで床に落ちた(ずいぶん後になって分かった)ようだ。何かが落ちる音だけは、半眠りの中でも記憶していたが。
バスが到着して、すぐに分かれば何も問題なかったが、まさか落ちて無くなっているとは思いもしなかったため、そのまま散策路を快調に歩く。明神のあたりで喉が渇き、飲もうとしたなら、無いことに気付いたに違いない。ここで飲料を補充することも可能だった。そのまま、蝶のいる場所までたどり着いてから始めて無いことに気付いた。また買いに戻るのも何となく気が進まなかったため、そのままにしておいた。少し空腹感を覚え、朝食のパンを食べたら、むしょうに水が飲みたくなった。仕方なく、梓川の水だったら綺麗かなと思い川原まで出て、両手で何度もすくって飲んだ。これがまた、よく冷えて美味しかった。
さて、ヒメシジミは、どうなったのか??この水飲み場に咲いていたヨツバヒヨドリの花に吸蜜していたヒメシジミと水の恵みを与えてくれた梓川をひとつの画面に入れて「蝶のいる風景写真」を撮ってみた。この写真こそ私の上高地のイメージそのものだ。

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by kazenohane | 2014-07-29 09:10 | シジミチョウ

ヒメシジミ(5)  260

7月、高原のヒメシジミたちが、いろんな花に群がり、目を楽しませてくれる。ソバの花の咲いている場所で、時間の許すかぎり、この蝶たちをゆっくり眺めながら、カメラに収める。高原の妖精たちの宴をどのように表現したらいいのか、いつも頭を悩ませる。晴れていた青空が、にわかに厚い雲に覆われ始めた。そして、雨を予感させる湿った生温かい風が吹き抜ける。まだ、初々しさの残る野山の木の葉が、ざわざわと風に揺れている。ヒメシジミに混ざり、ときどき、オレンジ色のコヒョウモンが、ソバの花を訪れる。
マクロレンズで一通り撮影したら、最近、導入した魚露目という不思議なレンズをつけたコンデジで、蝶を実際に撮影してみた。1cm近くまで、レンズを接近させると、さすがにほとんどの蝶は、飛び立ってしまう。それでも、吸蜜しているときは、近づけても逃げる気配はなく、シャッターを切ることができた。蝶を手前に入れ、場所を特定できない程度の風景を入れる写真は、マクロ写真とは違う新鮮さがある。

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▼蝶と遊びながら楽しく撮影できる魚露目の世界
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by kazenohane | 2014-07-11 08:19 | シジミチョウ

ヒメシジミ(4)  258

キマダラルリツバメの生息する草原には、おびただしい数のヒメシジミが飛んでいた。これだけいると、目的の蝶の後にゆっくり撮影すればいいと安易に考えてしまう。撮れるときに撮っておかないと、悔いを残すことは、過去にも何度も味わっている。そんな戒めに従い、とりあえずヒメシジミを押さえたが、何か物足りない感じは、否めない。
今回の東北遠征を通じて、一番多く見かけたヒメシジミにカメラを向けることは少なかったが、間違いなく草原では一番目立っていた。また、信州の高原で、この蝶を納得できるまで撮影する機会があればいいなと思う。

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by kazenohane | 2014-07-04 22:04 | シジミチョウ

ヒメシジミ(3)  214

蝶友から「野いちごの花にヒメシジミが集まるシーンは、蝶のブーケ」という夢のような話を聞いていた。半信半疑で生息地を訪れて、あながち、その話が誇張ではないことが分かった。野いちごは、こどもの頃から親しんできた赤い実をつけるナワシロイチゴだった。里山を絵に描いたような静かな集落の小川の川原には、この花がびっしり咲いていた。
ナワシロイチゴの花に、ヒメシジミが競うように集まって吸蜜していた。「蝶のブーケ」をイメージして、撮影するが、なかなか思うような絵づくりができない。ひとつの画面にたくさんの蝶を入れようとすると、煩雑になり、美しい写真から、どんどん遠ざかってしまう。今年、もういちど「蝶のブーケ」を撮ってみたい。(2013年6月23日・飛騨市)

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by kazenohane | 2014-02-04 19:29 | シジミチョウ

ヒメシジミ(2)  134

 集落を流れる小川の土手に、ナワシロイチゴの赤い花が 数多く咲いている。この花をめがけて、ヒメシジミが群がるように吸蜜に訪れる。これだけの密度で群れているヒメシジミを目の当たりにするのは、初めてだ。集落のいたるところで飛び回っている、この蝶は、どれだけの数になるのか、思わず考えてしまった。おそらく数百頭いや数千頭かもしれない。
 群れているヒメシジミを最初は、撮影していたが、そのうち、雑然としたイメージに嫌気がさして、蝶それぞれの、いろんなポーズをよく観察して、構図を考えながら、撮影してみた。これだけの数のヒメシジミの中から、出来るだけ、翅のきれいなものを選ぶのも、考えようによっては、ぜいたくな悩みのような気がする。(2013年6月23日・飛騨市)

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by kazenohane | 2013-06-29 22:41 | シジミチョウ

ヒメシジミ  024

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おびただしい数の
ヒメシジミたちは
おそらく最近、羽化したに違いない
ススキの葉に
群れをなして止まっている
雄と雌は一目で分かるように
色違いになっている
この蝶たちにも
色の見分けが出来るのだろうか
小さな蝶は
そのしぐさがとても可愛い
絵本の中に登場する
妖精のたわむれのようだ
長い時間、眺めていると
自分も不思議な
妖精の世界に
紛れ込んだような
錯覚に陥る
ふと我に帰ると
陽が西に傾きかけていた
2012年7月9日 長野県木曽町

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by kazenohane | 2012-07-13 16:21 | シジミチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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