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魅惑のキャラメルカラー

 好きな蝶をひとつ挙げろと言われたら、何の迷いもなく、この「ヒメヒカゲ」を選ぶだろう。決して派手な美しさはないが、渋い黄土色に目玉模様が配されたデザインに、ここ数年間魅せられ続けている。黄土色という表現よりも、私の独断ではあるがキャラメルカラーと言った方がよりふさわしいような気がする。
 2012年から、毎年この季節になると、この蝶の撮影に必ず出掛けている。今年は、怪我の影響で無理かなと思っていたが、いつも一緒に出掛けている友人を誘い、この蝶の生息地に行くことが出来た。いつもは、蝶を追いかけまわしていたが、今回は場所を決め、そこに飛んできたヒメヒカゲだけを撮影する作戦にした。脚の怪我のこともあり、こじらせては大変なことになると思い、できるだけ脚に負荷をかけたくなかった。
 昨年はTG-2に魚眼コンバーターを付けて、風景の中の蝶の姿を捉えることに主眼を置いて撮影したが、今回は望遠にテレコンバーターを付けて、美しくぼけた背景の中に蝶をいかに浮かび上がらせるのか、そんなテーマを決め臨んでみた。近くにオカトラノオの白い花が咲いていたので、指の上に乗せた蝶を、そっと花に移して撮影してみたが、この場所が気に入ったのか、逃げる気配もなかった。やらせではあるが、生態写真を目指しているわけでもなく、より美しい写真が撮影できれば、これはこれでいいのかなと思う。


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▲湿地に咲くカキランの花


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by kazenohane | 2016-06-11 20:07 | ジャノメチョウ

爽  夏

ヒメヒカゲの生息する何度も通い慣れた里山を今年も訪れた。ブログで発生を確認しているものの、やはり自分の目で確かめたい。一歩、踏み込むと、この蝶がひらひらと飛びだした。あちらにも、こちらにも、飛んでいる姿を追いかけながら、今年も無事発生したようで一安心。初夏の風は心地よいが、蝶の止まる草が揺れ、撮影には苦労させられる。少し蝶に接近すると、すぐに飛び立ち、すぐ近くの草や木の葉に止まる、そんな繰り返しをしながら、山の斜面を登り降りするのは結構足腰に堪える。さらに、この山には、チクチク肌を刺すトゲのある植物が多く、いつも腕や足が傷だらけになる。そこまでして、自分のイメージに合うシーンを求めて、撮影したくなる、この蝶の魅力は何だろうといつも思う。今回は、望遠と広角の全くイメージの違う世界で、この蝶の魅力をどう引き出すのか、そのあたりの課題を頭に入れ、ひたすら追いかけて、そんなシーンに出会うまで何度も何度も撮影を繰り返した。運とかツキには、頼らず根気の勝負かなと思う。


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by kazenohane | 2015-06-07 19:10 |

ヒメヒカゲ(5)  251

みなさんのヒメヒカゲのブログに触発され、時間の空いた平日に東三河の生息地に出かけた。至るところで飛んでいたが、ややピークを過ぎた個体が多く、あの美しいキャラメルカラーが、あまり見られないのは残念だ。ひらひらとせいぜい1メートルくらいを飛ぶと、ササの葉などに止まってくれるので、撮影はそれほど難しくないが、斜面のアップダウンは、結構足腰に負担がかかる。
暑さのせいもあるが、2時間くらい撮影したところで、ヒメヒカゲの撮影を切り上げた。蝶の撮影に来ていた同好の人と、ウラナミジャノメを探しながら、蝶のよもやま話に花を咲かせた。

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by kazenohane | 2014-06-09 20:39 | ジャノメチョウ

ヒメヒカゲ(4)  125

 そこには、子どもの頃に遊んだ故郷の懐かしい風景が広がっていた。スゲやカヤツリグサなどのイネ科植物が支配する痩せ地を生活の場にしているヒメヒカゲが草の間を縫うように、ゆるやかに飛んでいた。きっと、この蝶は、子どもの頃にも普通に飛んでいたに違いないが、全く意識すらしていなかっただろう。
 とくに目玉模様の蝶に強い愛着を持っているが、その中でも、このヒメヒカゲが一番のお気に入りになっている。キャラメルカラーに目玉模様のヒメヒカゲを、より美しく表現したいと願い、自分なりに、今も模索しているが、まだまだ途上だ。(2013年6月9日・東濃)

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by kazenohane | 2013-06-09 20:01 | ジャノメチョウ

ヒメヒカゲ(3)  022

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湿原のヒメヒカゲを追い
早や1か月になる
その間
湿原に咲く花も
次々に変わり
目を楽しませてくれた
暑い夏の湿原に
清涼感を
演出してくれる
半夏生の花
降りしきる雨の
止む時を見計らうように
ヒメヒカゲは
舞い続ける
これで見納めかと思うと
惜別の念が募る
2012年7月5日 愛知県豊橋市

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by kazenohane | 2012-07-06 22:51 | ジャノメチョウ

ヒメヒカゲ(2)  018

曇りの天気予報は
見事に外れて雨
果たしてヒメヒカゲは現れるのか
葉の裏に隠れて
雨露を凌いでいるのだろうか
草の葉の上に止まる
茶褐色の蝶を発見
すでに盛りを
過ぎているのか
翅は破れ
鱗粉はところどころ削げ落ちている
それでも生きている
雨の日のヒメヒカゲ
ふと我が手をしみじみ眺め
老いの境地を知る
2012年6月26日 愛知県新城市

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by kazenohane | 2012-06-27 22:23 | ジャノメチョウ

ヒメヒカゲ(1)  017

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雨上がりの湿原
風に揺れるイネ科植物の間を
ひらりひらりと舞うヒメヒカゲ
この葉先に止まってくれたら
いい絵になるのにと
思いばかりが先走る
そんなささやかな願いを
嘲るように
葉陰に隠れるように止まり
すぐに飛び立つヒメヒカゲ
静かな午後の湿原で
来てくれるのを
ひたすら待ち続ける
やっと湿原の風景に
カメラマンが融けこんだ頃
静寂を破るシャッター音が響く
2012年6月22日 愛知県豊橋市

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※ヒメヒカゲの撮影に際し「蝶・旅の友」の22wn3288さんに大変お世話になりました。
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by kazenohane | 2012-06-22 20:33 | ジャノメチョウ

写真とエッセイで構成されたアルバムです


by kazenohane
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