今日の天気予報は、快晴で風もなく暖かいとテレビの中の気象予報士が話していた。締切の仕事を先延ばしにして、いそいそとカメラを首にかけ、近くのフィールド天白川に向かった。いつもは、天白橋より下流の河川敷で蝶を探すが、今日は上流を目指した。さすがに、蝶の数もずいぶん増え、特にベニシジミが発生期を迎えたのか、タンポポの花で吸蜜する姿を至るところで目にした。
ベニシジミに負けないくらい、モンキチョウもこのタンポポの花を訪れていた。地面すれすれに咲くタンポポの花にこの蝶が訪れる姿を撮影しても、画面が煩雑になり、イメージした絵からは程遠いだろう。あきらめて、ぼんやり川を眺めていたら、2頭のモンキチョウが突然、折り重なるように草の中に潜り込んだ。交尾するかもしれないと思い、草の中を見たら、まさに図星だった。もうひとつ画面がすっきりしないが、シロチョウの仲間の初蝶ということでアップした。(2013年3月22日・名古屋市)