今回の八重山撮影行で、どうしても撮影したい蝶のひとつが、このタイワンキマダラだった。このために、ガイドさんに、一番可能性の高いポイントに案内していただいた。そんなに山奥でもなく、海岸近くの樹林に生息しているという。リゾート開発で、この蝶の生息も危ぶまれたこともあったという。ただ、そんなに多くはないが、5か所くらいで目撃しているので、この一帯で生き続けているようだ。
撮影をあきらめかけた頃、シロノセンダングサの花に止まっている、それらしい蝶を発見。近づくと、初めて見る、憧れのタイワンキマダラだった。ただ、この蝶は、ゆっくり吸蜜することなく、花から花へ移動するため、撮影は、ことのほか苦労した。もっと、いい絵を作りたかったが、次回の課題としたい。(2013年11月13日・西表島)