梅雨時の天気は気難しい。
晴れているのかと思うと、たちまち雲に覆われ、
さっと風景が暗くなる。
一休みしてパンをかじりながら周りを見ていると、
ヒメウラナミジャノメのような蝶が、
ひらひらと目の前を横切った。
しかし、どうも蝶が新鮮で少し黒っぽい感じがしたので、
追いかけて、下草の上に止まったところを確認すると、
何とウラナミジャノメだった。
少し様子を見ていると、その後、クリの花を訪れ吸蜜を始めた。
すぐ隣の葉には、少し痛んだアカシジミが動く気配もなく、
止まっていたが、もっぱら興味の対象は目玉蝶の方だ。
まさか、こんな場所で出会えるとは思っていなかっただけに嬉しい。
▲ヒメウラナミジャノメ