<< 12月の詩 半田まち歩き・後編 4 >>

犬山まち歩き 5

 犬山と言えば「国宝犬山城」がよく知られている。城に至る路の両側には古い建物をそのまま活用した土産物の店や飲食店が立ち並び、平日にもかかわらず観光客で賑わっていた。昔、犬山城には来たことがあるが、こんな町並みがあるとは知らなかった。そこで、一応この通りを歩いてみたが撮影する気は全く起こらなかった。
 そこで、このメインの通りから交差する細い路地を歩いてみたら、自分のイメージに合う風景がここにはあった。取り壊された銭湯の跡地にタイル画の壁面だけが残されていた。ここの地主さんに声をかけ「ここに銭湯があったんですか、写真を撮らせて下さい」と一言。絵の内容は、犬山城と木曽川の風景が描かれていたので、実物の城を見なくてもいいのかなと思う。子どもの頃、NHKの「ひょっこりひょうたん島」のテレビ番組を見たくて毎日銭湯に通っていたことを思い出した。こんな跡地を見ていると、昭和の時代が遠くに去ってしまったことを痛感せざるを得ない。
 不思議なことに、この路地だけに私の育った昭和の風景が手つかずの状態で残っていた。ただ、どの建物も老朽化が進み、やがて取り壊され空き地になるのか、新しい家が建つのか時間の問題だろう。ついつい懐かしくて、この路地を行ったり来たりしていたら、地元の人が「何を撮っているの?」と怪訝な顔で聞かれたので、「こどもの頃の建物みたいで懐かしくて・・・・」と話すと、ニコニコして気が済むまで撮ってくれという。観光とはかけ離れたこんな写真が犬山なのか自信はないが「私の城下町」に外ならない。(愛知県犬山市)

a0277496_19120038.jpg

a0277496_19132501.jpg

a0277496_19150794.jpg

a0277496_19163239.jpg

a0277496_19084816.jpg

a0277496_19101996.jpg

a0277496_19055582.jpg

a0277496_19073016.jpg

a0277496_19005746.jpg

a0277496_18574231.jpg

[PR]
by kazenohane | 2015-11-30 20:11 | 風景
<< 12月の詩 半田まち歩き・後編 4 >>