私がブログを始めたとき最初にアップした写真もシロオビアゲハの追飛シーンだった。あれから5年足らずの月日が流れ、どれだけ進歩したのか、今回の一連のシロオビアゲハの飛翔写真で真価が問われることになる。今回の八重山遠征では、望遠レンズで蝶の飛翔シーンを撮るという目標を立て、オオゴマダラ、スジグロカバマダラ、ベニモンアゲハそしてシロオビアゲハの四つの蝶で試みた。これだけ、望遠飛翔に時間をたっぷりとかけて撮影するするのも初めてのことだ。今回は、望遠撮影に集中するためにマクロレンズも広角レンズも持って行かなかった。そんな事情もあり、一部の蝶を除いてシジミチョウやセセリチョウの仲間は、見かけてもほとんど撮影しなかった。
今回、撮影した場所は石垣島と竹富島の海岸沿いの日当たりよい草地だったが、こんな場所に、これらの蝶が多く生息しているようだ。特に、どちらの島でも数が多いシロオビアゲハは至るところで飛んでいた。先回登場した毒蝶のベニモンアゲハに擬態しているといわれているシロオビアゲハのベニモン型も5年前と比較すると、かなり多くなっているような気がした。後翅に赤班模様が現われる個体をベニモン型と呼び、赤班模様のない個体をシロオビ型としている。蝶の図鑑の解説によると、ベニモン型のほうが交雑実験では、優性という結果があり、ベニモン型が多くなっている現象と関係があるのだろうか。赤班模様のない本来の白帯模様だけのシンプルなシロオビアゲハに、より魅力を感じるのは自分だけだろうか。(石垣島・竹富島)
by kazenohane
| 2016-04-28 11:46
| アゲハチョウ
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