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光を浴びて

 高原にいることをより感じさせる蝶は、このスジボソヤマキチョウではないかと思う。もう、25年も前の話になるが、お盆休みの頃、一年に一回だけ合宿と称して、この高原で2日間、蝶の撮影を楽しんだ。もう見られなくなったが、確かにゴマシジミもここに生息していた。ただ、この貴重な蝶よりも、私にとってスジボソヤマキチョウがいちばんの宝物だった。極端の言い方をすれば、この蝶ばかりを撮影していたと思う。今のように、探さなければいない蝶ではなく、民家の庭の花に群れているくらい、たくさんいた。いろんな花を訪れ、こんな場面にどんな背景を入れたらよいのか、光の方向はどうなのかなど、じっくり撮影するには、ぴったりの蝶だった。流れる川を背景に逆光で撮ると美しい玉ボケが入り、今でも、この時の写真を凌ぐ作品は生まれていない。
 どんな蝶を撮影する場合も、逆光が好きで、ついつい光を正面に受ける形になってしまう。スジボソヤマキチョウのオスは、逆光で撮影すると表翅の黄色が光に透けて美しい。ただ、この蝶の翅のディテールを表現するには、順光の方が向いているだろう。いつかは、複数のこの蝶が空中で絡む躍動感のある写真を撮ってみたいと願っている。


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▲コオニユリ

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by kazenohane | 2016-08-06 10:24 | シロチョウ
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